まだオークションは続いていますが、私が興味を持っているロットは一通り終わりましたので記事にしたいと思います。
今回3つのロットに順番にビッドしました。結論としては第三候補となった、英国 ヴィクトリア 1ペニー銅貨 1890年 バンヘッドが開始価格で落札できました。とてもラッキーです。
さて、ビッドはしていませんが、個人的に注目していたコインの状況についても触れたいと思います。金額は手数料別の金額です。
このオークションで収集テーマや予算に関係なく1枚選んでよい、と言われたら選ぶ、英国 ウィリアム4世 クラウン銀貨 1831年 プルーフです。開始価格280万円に対して350万円で落札されました。競り上がるかと思いましたが予想よりも安く決着しました。
次に注目していた、英国 ヴィクトリア クラウン銀貨 1839年 プルーフですが、開始価格は150万円に対して295万円で落札されました。雰囲気の良いコインだったので競り上がりました。
状態評価がFDCとなっている、英国 ヴィクトリア ゴシッククラウン銀貨 1847年 プルーフですが、開始価格の75万円で落札されました。価格が伸びなかったのは前の記事でコメントをいただいたように、表面に付着物の可能性ありと見た方がおられたのかもしれません。
スイスの射撃祭記念貨も注目していました。
まず、連邦射撃祭 ソロツッルン 5フラン銀貨 1855年です。開始価格は65万円に対して、76万円で落札されました。100万円は超えると予想していたので安かったです。
以前集めていた現代射撃祭記念貨にも注目していました。
まずは、現代射撃祭 チューリッヒ 1000フラン金貨 1984年です。現代射撃祭シリーズの初年銘になります。競り上がり、325,000円で落札されました。ウィリアム・テル親子にヘルベチア座像というデザインも人気があるのだと思います。
このシリーズで最も人気のあるコインと言われている、現代射撃祭 チューリッヒ 500フラン金貨 2002年ですが、65万円で落札されました。他のオークションでは80万円程度で落札されていますから、安く落札されました。
さらに女性像のコインとして注目しているのは
このコイン前回オークションの落札価格が660万円(別途手数料)でした。今回は680万円まで競り上がりました。
以下、リンク先のとおりです。
イタリア パルマ 5リレ銀貨 1832/15年 マリー・ルイーズ
ここでは245,000円で落札されました。
オランダ ウイルヘルミナ 2.1/2フルデン銀貨 1898年
ここでは72万円になりました。
ここでは44万円まで競り上がりました。
この他にもオークションの目玉である、
事前ビッドはなくフロアの1ビッドで決着しました。1,700万円です。競られると思っていたので拍子抜けでした。
ここでは1,050万円まで競り上がりました。
私が見送ったコインについても掲載します。
このロットは245,000円(別途手数料11%)までビッドしてリタイヤしました。ビッドするそばから強い金額が入って来てきりがないと思いました。結果は250,000円で落札されました。他のオークションとの比較でもこの水準が落札の目安になっていました。
第2候補としていた、
このロットは200,000円(別途手数料11%)までビッドしましたが、先にビッドしていた参加者が同額で優先されるため断念しました。結果は205,000円で落札されました。これも他のオークションとの比較ではこの辺りが落札水準の目安でした。
私の関心のある分野についての感想ですが、英国コインはもっと強いと思っていました。不落になったロットは少ないですが価格は伸びないロットが多かったように思います。
コイン収集から離れていた15年の間、英国コインは他国のコインを牽引するかのように上がり続けていたと聞いていました。ひと頃に比べれば英国コインの相場が落ち着いてきたのかもしれません。ただ、そんな中でもヴィクトリアのヤングヘッドのクラウン銀貨やハーフクラウン銀貨など、いくつかの銘柄は落ち着いたとはいえ相変わらず強い相場であるように思います。
最後にこのオークションに限ったことではありませんが、オークションの種類や開催数が増える中、出品を募るのは大変なことだと思います。今回も珍しいコインや状態の良いコインが出品されていました。参加者にとってはありがたいことです。次回もそうあって欲しいと期待します。次回も大変楽しみです。