ヨーロッパリーグ 決勝ラウンド 

ラウンド32セカンドレグ

フィオレンティーナ(イタリア)

メンヘングラートバッハ(ドイツ)の試合を

実況してきました。

 

ファーストレグは

アウェーゲームだったフィオレンティーナ

1−0で勝利していました。

 

このセカンドレグで先制したのは

フィオレンティーナ

ファーストレグではFKでバースデーゴールを決めていた

ベルナルデスキ選手のスルーパスに

抜け出したカリニッチ選手が落ち着いて流し込みます。

 

リードをゆるしたメンヘングラートバッハ

さらにエースのトルガン・アザール選手が前半に負傷交代、

その交代直後に、

GKにパスを出そうとしたベスターゴーア選手が

足をすべらせまさかの空振り、

これを拾ったボルハ・バレロ選手がゴールを決め、

フィオレンティーナがリードを2点に広げます。

 

2試合合計で3点のリードをとり、

フィオレンティーナがこのまま勝ち進むかと思われましたが、

メンヘングラートバッハはここから

怒濤の攻めを見せます。

 

まず前半終了間際に得たPKを

キャプテンのシュティンドル選手が決め、

1点差で前半を終えます。

 

そして後半開始早々にはコーナーキックを

クリステンセン選手が落として

アザール選手に代わって入ったドルミッチ選手がシュート、

一度は防がれますが最後は再びシュティンドル選手が押し込み

2対2の同点とします。

 

さらに今度はフリーキックから、

ペナルティーエリア内でフリーになっていた

シュティンドル選手が低い弾道のシュートを放ち

3対2と逆転します。

 

3点を奪ったメンヘングラートバッハは、

このまま試合を終えると

アウェーゴールの差で次のラウンド進出という状況に。

 

こうなると完全に試合はメンヘングラートバッハのペース。

とどめもコーナーキックから、

ショートコーナーでボールをつなぎ

最後はクリステンセン選手のヘディングシュート!

 

クリステンセン選手のヨーロッパの大会における

初ゴールも決まったメンヘングラートバッハが、

2試合トータル4対3でベスト16入りを決めました。

 

フィオレンティーナメンヘングラートバッハ

セットプレー4発の前に沈むことになりました。

 

流れの中から得点を奪うことももちろん大事ですが、

攻守におけるセットプレーの大切さを

改めて教えられたような試合でした。