チャンピオンズリーグGS第6節
PSV対ロストフ戦実況させていただきました。
両チームともこのグループ3位以下は確定していましたが、
ヨーロッパリーグにまわる3位がどちらのチームになるかは
この試合で決まることになっていました。
グループ4位で最下位のPSVは、
この試合に勝つことが3位になるための絶対条件、
一方3位のロストフは勝ち点差が3あるため、
この試合引き分け以上で突破が決まるという状況でした。
試合は3−5−2のシステムで入ったPSVが
ほとんどの時間帯でボールをキープし、
25番のジンチェンコを中心に
シュートチャンスを狙う展開。
一方5−3−2のロストフも攻撃にうつった時にあまり人数をかけず、
2トップの7番ポロズと20番アズムンを前線に残し、
ほとんどの選手たちが自陣に残った状態で試合を進めていきました。
前半は互いに枠内シュートがなく、
解説の三浦俊也さんも、
「PSVは何かを変えないといけない。
選手交代をするなどして、とにかくまずは枠内シュートを。」
という指摘をされていました。
後半途中にそのPSVは選手を2人同時に替え、
システムを4−3−3気味に変更。
攻撃に関わる人数を増やしてきました。
しかしPSVの最初の枠内シュートは後半30分になってから。
エンジンがかかるのが遅すぎたPSVは
ロストフの守りを崩すことができず、
試合は0対0のドローに終わりました。
この結果、今季チャンピオンズリーグ初出場のロストフが
このグループ3位となり、
ヨーロッパリーグにまわることになりました。
0対0の試合を実況させていただいたのは
今回が初めてで、
膠着状態も長く続くという難しい試合でした。
今後実況人生を続けていく中で、
ターニングポイントとなるような試合を
担当させて頂けたことを嬉しく思っています。
さて、次はヨーロッパリーグです!