こんにちは、現場監督の西田です。
DAIKO styleの額田モデルハウス。
付加断熱のためのグラスウールが充填され、
その表面に、透湿防水シートを貼っていきます。
透湿防水シートには、その防水性に定評のあるタイベックを使用しています。
このタイベックで建物の壁部分をすっぽり包むように施工します。
まさにハウスラップ。
こういった、パイプなどの貫通部も専用の部材で防水の処置を施します。
ところで、なぜ、防水シートではなく、透湿防水シートかというと、
透湿=湿気を透過させ、
防水=漏水を防ぐ
文字通り、湿気は通し、水は防ぐのですが、
室内側や壁体内で発生した水蒸気=湿気を
外壁と、内壁の間に設けられた
『通気層』に、逃がすために、
透湿性が必要というわけです。
つまり、外壁側からの万一の漏水は、防ぎ、
内壁側からの湿気は透すために、透湿防水シートを通気層と内壁の間に設ける必要があります。
これが、透湿性のない防水シートだと、室内側の防湿シートと挟まれ、壁体内で
結露を発生させることになりかねません。いわゆる壁内結露という現象です。
結露は、カビやダニの原因となるだけでなく、腐朽菌を呼び、柱や梁、合板など、躯体を腐らせる原因となります。
つまり、住まい手の健康リスクや、建物の強度や寿命に直結する問題となります。
というわけで、高断熱住宅を建築する際は、この通気層をはじめ、断熱層、防湿層の配置をじっかり理解したうえで
施工する必要があります。
透湿防水シートが貼り終わると、
瑕疵保険のJIOの防水下地検査を受けました。
透湿防水シートタイベックの施工が終わりました。
このあとは、通気層の施工に進んでいきます。
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