屋根はもともと和瓦の土葺きです。これが、なかなかの重量です。ざっと3トンくらいの重量です。
屋根が重いと耐震性にも良くないだけでなく、地震や台風などで瓦のズレが生じると雨漏れなどのリスクもあります。
今度は、ガルバリウム鋼板立平葺きになります。軽量なので耐震性によく、耐久性の高い屋根材です。
今日は屋根の下地の野地板と防水紙のルーフィングを貼りました。
野地板を貼り終えた状態です。
ここで、注目です。
屋根のてっぺんの部分、棟といいますが、
隙間があるのが分かりますでしょうか?
これ、手抜きでもなく、材料が足らなかったわけでもありません。
この隙間、あえて作っています。
屋根裏は、熱がこもりやすいのですが、そのこもった熱を排出するための隙間です。
熱だけでなく、湿気も排出します。
これを棟換気といいます。
もちろんこの隙間から雨が入らないように専用の部材を使い、雨水は入れず、熱や湿気だけを排出します。これは施工したときに詳しくご紹介したいと思います。
防水紙のアスファルトルーフィングを貼り終えました。
一応、これで雨が降っても大丈夫で、雨漏れも起こりません。この時点では先ほどの棟換気の隙間もルーフィングで塞いでいます。また棟換気部分を取り付ける際に開口します。
屋根の工事も進み、基礎の補強工事も順調です。