「お金返して」顧客悲鳴 ベルル共済高知支社騒然
「お金返して」顧客悲鳴 ベルル共済高知支社騒然
「一体、どうなっちゅう」「詐欺みたいなもんやいか」――。
四国4県で共済商品などを販売してきた「ベルル生命医療保障共済会」
(本部・徳島市東大工町1丁目)の突然の営業停止が明るみに出た
20日、高知市南はりまや町1丁目の同社高知支社には朝から
数十人の契約者が詰め掛けた。老後の生活資金を積み立てたり、
疾病に備えて共済に加入していた人たちは、一切の説明のないままの
営業停止に憤り、「お金を返して」と社員に詰め寄った。
高知支社には19日、本社から突然、「事務所を閉めろ」と
指示があったが、同支社は「顧客に対応しないわけにはいかない」と、
20日午前8時前後から社員3人が独自の判断で、
電車通り沿いのビルにある事務所に出社。
すぐに机上の固定電話や携帯電話が鳴りやまなくなった。
しかし、同支社員も本社との連絡がつかず、十分な説明はおろか、
解約の手続きすらできない状態。受話器を握り、
「すみません。正直なところ解約の手続きが取れないんです」と謝罪を繰り返した。
午前9時前からは、不安そうな表情で契約者が続々と
事務所に詰め掛け始め、1時間後には20―30人に。
「皆さんのお金がどこにあるのか分からない。お金を確保するには
警察に動いてもらうしかない」と頭を下げる社員に、「老後のお金がないなった」
「自分の人生をかけていたんですよ。(破たんした際も)
保証されちゅうと思いよった」と悲壮な声が上がった。
7年前から介護医療共済に加入していた高知市の自営業の男性(63)は
「今までの積み重ねがパーになった」と憤り
、同社の社債を200万円購入していた主婦(33)は
「信頼していたのに。お金は戻るものなら、少しでも戻ってほしい…」と沈痛な表情。
また、夫が建築業を営んでいるという同市の主婦(55)は
「年金(の積立金)を5、600万円やっていた」と話し、
「銀行預金より金利がいいと思って。元金が保証されないというのは初めて知った」と
当惑していた。
同社は、今春の保険業法改正まで監督官庁がなく、
経営破たんの際の保証制度がない「無認可共済」として運営されていたが、
契約者の中にはこうした制度を詳しく知らないまま共済に加入するなどしていた人もいるという。
一方、徳島市の同社本部は同日朝、事務所が閉ざされ、
ガラス扉に「本日は休業させていただきます」の張り紙が1枚あるだけだった。
(10月20日 高知新聞)
あまりにひどいお話しですね、言葉も出ません(--;