ストクロオーガ攻略

※ブログ内容と全然違って、ゲームの攻略記事です。
 最近ハマってるゲームの記事を書こうと思って、新しくブログ作るのもめんどうだったのでここに
 知らない人はスルーしてね!

※赤星とはアナザーディメンションの事です。
 スパ4の鬼の赤星という技に似ているからです。
※バリアは感念障壁

技解説
閃光烈拳 弱P→弱P→中P
→弱Pの間合いがキツいので、出すケースは少ないかと

鬼哭連拳 弱P→中P→中P
→3発目ヒットで追撃可、閃光と一緒、かつ連ガにならず連続ヒットにもならない。いらない。

インフィニティーキックコンボ 6強K→強K×4回
→重要技。主に起き攻めと崩しに使う。詳細は後述

ハンティングホーク 9弱K→中K→弱K
→最重要技。これが無ければオーガはダメな子。コンボに関しては後述。この技は発生も早く、立ちガードさせればスキも少ないので
 メイン牽制にも使え、遠目飛びの対空にも。垂直J弱Kにバケないように注意。
 基本的に最後の弱Kは使わない。オーガ使い以外は見たこと無い可能性も。

スネイクブレード 2弱K→2中K→2中K
→下段はこれ。追撃も出来る。これも詳細は後述

残月 214P EXはスーパーアーマー
→コンボパーツ。EXで飛び込みも狩れる。ただゲージ使うよりは強バリアでいいかも。

感念障壁 236P EXは…何?
→弱と中はカウンター。無くても良いと思う。主に強を使用。
 強はバリアの通称の通り、上や後ろにも判定があり優秀な対空技。無敵も有り。めくりに強く昇竜系の中でも優秀な方
 但し、弾属性なのでキャンセル交代が難しい(波動等と同じく密着で当てないとダメ)
 昇竜とは違いキャンセルには頼らない事。状況によっては一応仕込んでても良いが
 強は波動等の単発ヒット飛び道具を相殺可能だが、ブレイジングキック使う方がいいと思います。
 EXは多分無敵時間とかが優秀なんだと思うけど使わないのでわかんないです。

ブレイジングキック 214K EX:無敵時間あり
→斬月と同じくコンボが主な用途だが、判定が優秀で、当たり判定が見た目以上に長く残る&追撃可能
 但し猶予が無いので終わり際にヒット or EX or 相打ち後 or 画面端
 飛び込みに対して相打ち覚悟で出したり、EXで落とし追撃等も出来る。
 ガード硬直がかなり長いので、当てる事が出来ればスキも無し。
 飛び道具を蹴り返せるのも忘れない事。チュンリー、ダルシム等飛び道具が途中で消えるキャラにはあんまり使えない
 
アナザーディメンション EX:無敵時間あり、ホーミング
→弱中強で距離が変わる。後ろに当たり判定が無いので、前に出られると当たらない。
 中段かつ追撃で大ダメージなのだが、スキが大きいので多用は禁物
 画面端で相手が素交代をしてきた場合はチャンス。強赤星からのコンボを決めよう。
 当たる距離をちゃんと覚えて、飛び道具等に合わせる事が出来ればオーガの強さはかなり変わる。

青嵐拳 236P スーパーチャージ可能 EX:バウンド
→当たれば吹っ飛ぶので、交代に使える。これについては後述
 当たり判定が狭く、発生も遅いので素で出す事は無い技。
 EXは地上コンボに使える
 スーパーチャージでのゲージ溜めはこのゲームでは結構重要なので覚えておこう。

SA ブレイジングインフェルノ 236+PPP
→対空 or コンボの〆
 相手の体力が少なく途中で体力ゲージが無くなっても、技を出し切って最後に相手が地面に落ちた瞬間にKOする。
 なお、パンドラ発動後ヒットで負け確定。長いんだよ演出が。
 
クロスアーツ 236中P+中K
→対空にも使える。

※中段はインフィニティー2段目、アナザーディメンションの2つ
 下段はスネイク、見た目で分かりにくいが3段目も下段

特筆すべき通常技

2強P
→中段技、範囲も広いがガードされるとスキがデカい

2強K
→通常対空。上に判定が広い。ケンやリュウの竜巻にはかなり強い。また地上で当たれば多段ヒットで追撃も可能

J中K
→めくりはこれ、垂直で出して飛びを落とすのにも使える(あんまり信用は出来ない)

2弱K、2中K
→下段はこれ、発生も悪くない。コアコアは目押し。

J強P
→カウンターで追撃可能、下にそこそこ強いので飛び込みしたければこれ?
 ただし、見た目より下に攻撃判定があるので、空対空で負ける事が多い。
 そもそも空中戦は弱いのであんまり飛ぶべきキャラではない。
 また、登りで出せ、キャンセルから相方のコンボにいけるがヒット確認はムリ。ネタか?

それを踏まえて基本コンボ

基本1
ハンティング2発止め(9弱K→中K)→5強K or 5強P→強斬月
これがメインのダメージソースになります。
ランチからもこれで
途中ルートは様々な状況によって使い分ける必要があるのでそれは以下に
「〆の技」
ダメージ重視の場合、距離を取りたい場合→強斬月
斬月を弱で出す人がいますが、多分強Kじゃなく強Pから出しているので強が安定しないのでしょう。強K→強斬月は外す方が難しいです。
なお強斬月は起き攻めでも使えるのでそれについては後述します

起き攻めをしたい場合→ブレイジングキック
落ちる位置が近いので、起き攻めが出来ます。起き攻めについても後述

交代したい場合→ブレインジングキックキャンセルor弱青月
この場合は基本強Pから、強Kの場合は画面端の場合のみでこの場合は交代してはいけません。
相手が画面端に吹っ飛ぶのである程度壁からの距離をとって使いましょう。

ゲージに余裕がある場合→SA or クロスアーツ
個人的にはSAはあまり使いません。クロスアーツは大ダメージが取れるので多用します。
ただこれは相方のゲージ使用率や、立ち回り、相手によってのガーキャンの必要度によるでしょう。
どちらも強攻撃キャンセル、クロスアーツは高い位置で出すと外れるので強攻撃のタイミングを調整してください

その他
ハンティング2発止め→2中P→2強P
2発止め→5強K or 5強P→強バリア
ハンティング出し切り
どれも出来ますがオススメはしません。

基本2
スネイクブレードからのコンボです。
スネイクブレード(2弱K→2中K→2中K)→ハンティング2発止め→弱ブレイジングキック
スネイク→ハンティング2発止め→強P→弱青月
前者は起き攻め、後者はダメージ重視&交代したい場合です。
なお、強K→弱青月は基本1同様画面端限定です。届きません。
スネイク始動の場合、何故か弱青月〆しか出来ないので注意が必要です。

スネイク→ハンティング出し切り
特にメリットは無いかと、当たりにくいですし。

基本3
インフィニティキックコンボ(6→×4)→各種必殺技
ここで入るのはクロスアーツ、弱斬月、強バリア、ブレイジングです。SAもだっけ?
何で〆るかは、基本1と同様の使い分けでいいので、そちらを参照下さい。

応用として
基本1へは色々な場合からいけます。
アナザーディメンション(赤星)→基本1
EXブレイジング→基本1
等々。
飛び込み強P→5強P→赤星→基本1クロスアーツ〆はかなりのダメージを取れます。最大?かな?

基本コンボはこんなところです。〆をかえての使い分けが多いですが、どれも基本は単純なので難易度は低いでしょう。
ちなみに基本3のバリア派生はクイックコンボにもあります。
その他としては

小中大のクイック→キャンセルEX青月→前ダッシュ→強P or 強K→各種〆(基本1参照)
画面端ブレイジングキック→2中K→ブレイジングキック
なんかもあります。ここらへんは好みのよって色々自分に合うものを探していきましょう。
私は基本3つ以外はあまり使わないので、もしかするとプレイヤーによっては「これも基本だろう!重要だぞ!」ってコンボがあるかもしれません
まだまだ開拓していけると思います。
なお青月キャンセルでのコンボもいくつかありますので、慣れてきたら試してみてもいいと思います。

「ハンティング2発止めからの5強Pと5強Kの使い分け」
当たり判定の違いはあまり意識する必要はありませんが、Pは早く出すとその後の派生で相手を追い越す場合があります。
これはKは少し前に相手を飛ばし、Pはほとんど距離が離れない為です。
なので当たり判定の狭い青月はPで出す必要があり、前に踏み込む斬月はKの方が当てやすいのです。

起き攻めについて
重要なダメージソースになりますので、色々なパターンをまず覚えましょう。
先に注意すべき点ですが
ガード時不利な技が多い為、失敗すると不利なケースが多々あります。
特に赤星と2強Pの二つは全てのキャラで確反があります。
また、スネイクも出し切った場合、は上記二つ程ではないですが不利ですので、キャラによっては確反があります。
正直、このあたりがオーガの弱点でしょう。知っている人に対してはかなりツラい為、無理をしない事も大事です。

さて、以下が起き攻めの選択肢となります。
起き攻め1
まずは基本3のコンボ。
これは2発目が中段、3発目が下段となるので基本的な崩しとなるでしょう。
但し1→2間は発生が早い技で割り込みが可能なので、昇竜等には弱いです。
またガードも慣れれば簡単なので、ガーキャンのネタになる可能性もあるでしょう。
ガードされた場合の〆はブレイジングキックにすれば硬直が長いので不利にはなりません。

起き攻め2
スネイク
or
2弱K→2中K→2大P
の択です。3発目がそれぞれ下段、中段なので択になります。
但し、上述の様にどちらもスキはありますので、外した場合は反撃があります。
特に大Pはスキが大きく、発生も特に早くは無いので見てからガード→反撃はある程度慣れた人や、反応が良い人にとっては簡単です。

起き攻め3
最後は赤星、これは中段かつ発生が早いのでタイミングを見て出していきましょう。
先端ガードを狙えればリスクもあまりありません(但し追撃が入らないのでメリットも薄い)

起き攻めとしては、上述の3つの選択肢、これに加え
2弱K→起き攻め3
大K→起き攻め2
各種攻撃→投げ
という様に、択を入れていきましょう。特に後者はインフィニティと見分けがつきにくいので
見てから対処は困難です。ただ、前転があるのでインフィニティ自体が簡単に出せる物じゃないですね…

また、赤星の丁度良い間合いも覚えておくといいでしょう
斬月ヒット→前ダッシュ1回→中赤星
斬月ヒット等の画面端ダウン→バックダッシュ中or強赤星
開幕赤星
等です。多用は出来ませんが、タイミングさえ合わせばバックダッシュも潰せますので
強気に攻めたい時に使っていきましょう。

キャラ相性
これは個人的な相性や、相方にもかなり左右されるので、参考程度に

まず強キャラと言われてる連中、ストキャラから
リュウ、ケン、ゴウキ、所謂胴着
→竜巻が簡単に落とせ、めくりもそんなに怖くない。波動も跳ね返せる。
 起き攻めは赤星で昇竜をスカせるので有利な択を迫れる。
 最低でも五分位、ケンに至っては結構な有利もありそう。
 
ルーファス、ジュリ
→バリアで飛びが落ちるのは重要。
 ファルコーンやジュリのめくりに積んでないのはかなりのポイントかと思うが、胴着と違って火力も高いしキツいのはキツい

ロレント
→これ不利キャラいるの?コパ固めはバリアで暴れるといいんじゃないでしょうか。単純に安定して強いキャラだと思う。
 とは言え、めくりはバリアで落とせるので一部の戦法はほとんど効かない。
 棒に乗ってたら落とせ。

ザンギ
→キツい。スネイクをガード→コマ投げが怖い。もちろんスネイク以上に不利Fがある技は全部そう。
 赤星含めた大体の攻撃がダブラリで落ちる。待ちザンギ+オートガードで泣きそうになれる。

ヒューゴ
→ラリアットがアーマー+前進なのでハンティングに強くてツラいか。逆に赤星はお互いにスカしたりする。
 お互いに確反が多く、そこからのダメージも大きいので、純粋に腕の違いで決まりそう。つまり五分?
 ボディプレスでハメられないのは良いところ。

チュンリー、キャミィあたりの中堅はキツくも楽でも無い。五分くらいかと。
ガイルも五分くらいか、蹴り返せ。
ダルシムはキツい感じ?伸びた手足にブレイジングキックの持続を当てたりして頑張れ。ワープ奇襲はバリアで
バルログやベガは一部技をバリアでほぼ封殺出来るので多分有利。

鉄拳キャラ
レイブン
→天敵と言って良いレベル。遠距離手裏剣に対して近づく手段がほぼ無い。背も高いし。赤星は相手が飛んでたらダメ。
 遠距離で延々と手裏剣でゲージ溜められるとかなりツラい事に。
 変に技出すとワープしてくる
 待ちキャラに弱いオーガはかなりツラい。じゃあ攻めを待てば?となるが
 ハッキリ言って攻めてくるレイブンは弱いレイブンだと思う。
 レイブン自体はルー、ジュリあたりにさほど強くないと思うので相方でどうにかしたいところ。

カズヤ
→オーガはキャラ限の永パ対象の一人。遠慮なくうってくるカズヤに対してはガン不利。
 というかよほどの実力差が無いとまず負ける。
 永パ除けば特に有利も不利も無いキャラ。

基本的に上下択に関してはバリアで割り込み出来たりするので、鉄拳キャラの大体はそんなに怖く無い。
単純な読みあいになるので、お互いにいかに崩しを通せるかの戦いになる事が多い。
ジュリア等の突進技は結構簡単にハンティングで狩れるので楽。

相方について
ランチからのコンボが比較的強いのと、攻めにゲージを割く必要があんまり無いので
そこを考慮しキャラを選ぶといいかと。
ケンやルーファスは相性が良さげです。
でもまぁここは好みで選びたいとこですね。


と、長々と書きましたがこんなところです。
最近オーガも増えてきたので、参考になればと思います。
最初に結論を言ってしまうと
原作を読んで無ければ凄く満足出来ると思う。読んだ人はそこそこ満足出来ると思う。

良くも悪くも堤真一ありきの作品です。
原作での描写から「イメージの合う人」を探そうと思ったら候補にすら挙がらない人物でしょう。
ただ、そこをあまり重視せず演技力があり、陰気な天才を演じる事が出来る役者としては最高の選択です。

物語中でも、良い意味でキャラを私物化しています。
人物だけで言えばこれは完全に別物ですね。
ガリレオも多分自分のイメージに合わない人はいるでしょうが、容疑者Xに関してはピッタリでした。
カッコイイという表現が原作よりさらに強かったので、石神の「君はいつまでも若々しいな」という言葉がずっしりときました。

ただやっぱり、これは小説の映像化としては満足しきれません。
個人的に一番気になったのはオチ。
小説版のオチが大好きだっただけに、細かい改編も嫌でした。
あとは石神の人物描写。どうしても映画なんで尺の問題があるんでしょうが、あれは…
原作知っていたせいっていうのが一番強いんでしょうが、山のシーンは微妙かなぁ

それに、あまりにストーカーっぽくなりすぎてたってとこも気になった。
行動は変わらないのになぁ…
あと細かいんですけど、ED曲に入ってからのシーン。
あれダメでしょ勝手に場所変えちゃ。場所に理由があったのに…
ただでさえ頭で考えてる事が映像では出しにくいんだから、そういうとこ完璧にしなきゃ石神の頭の良さが霞んじゃう。

良かったところは親子の描写です。特に娘は良かった。
過去の回想シーンなんて涙が出てきました。

それでもトリックの素晴らしさという要素は存分に発揮されてましたし
実力のある役者を使った事によって人物描写もかなり良いものになってました。
やっぱり単品として考えれば良い作品ですね。

ドラマガリレオシリーズの映画版としては素晴らしすぎるほどでしょう。
容疑者Xの献身の映像化としては不満が目立ちますが。

あと、ダンカンは何故選ばれたんだろう
原作ではカッコイイって表現あったと思うんだけど、ダンカンって
ダンカンって


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東野圭吾の人気シリーズです。
映像化と「容疑者Xの献身」の高評価により代表作の一つとなった今作

容疑者Xは、直木賞受賞作であり、このミス常連だった東野圭吾の初1位受賞作です。
個人的にはこういった賞の取り方は素晴らしいなーと思います。
このミス受賞作は読者として敷居の低い作品が多いという印象があり、
また受賞作が多岐にわたるので良くも悪くも他の賞にあまり縁の無い作家が出てくる事も多く楽しみにしていますが、反面"荒い"作品が出てくるのも特徴である為、
今作の様に権威のある賞との同時受賞は実力を感じさせます。。
ちなみに「このミス」と「このミス大賞」は少し違って、後者は新人賞です。

私はドラマを(一部)先に観ていたのですが、小説もドラマ同様エンタメ色の強い作品です。

基本のあらすじは大体こんな感じ
まるで超常現象の様な事件が発生し、お手上げ状態の刑事が友人の天才物理学者(通称ガリレオ)に協力を頼み、解決する。
これのくり返しです。
なんとなくシャーロックホームズを彷彿とさせます。多分意識はしてるんじゃないかな。

そうそう、ドラマでの特徴的なセリフ「実に面白い」は小説では出てきません。
ただ、このキャラ付けは上手いなーと思います。
変人っぷりも強く出てますし、事件に興味を持ったというのがハッキリ出ていて分かりやすい。
他にも実写に関しては別の記事で映画容疑者Xの献身の感想の際に触れます。

「探偵ガリレオ」と「予知夢」は短編集です。
流れとしては毎回見事に同じ、上に書いたあらすじのパターンのくり返し。
ただ、トリックも面白い物が多く、一つ一つの話がテンポ良く進んでいく為読みやすい
軽い感じで疲れず読めます。あんまり小説読まない人もドラマから入って読んでみると意外にハマるんじゃないでしょうか。
ただ正直、この時点では出来の良いミステリーではありますが特筆する様な作品でも無いかなと思います。
多分これがあと2冊、3冊と同じ感じで続いたら飽きます。

そこでこのシリーズの力を見せつけてくれたのが「容疑者Xの献身」
こちらは長編です。
今回の事件はオカルト性も見えず、普通の事件。容疑者もいて動機も十分。あとはアリバイを崩すだけ。
ガリレオに依頼する必要も、またガリレオが興味を示す様な事件でもありません。
その事件に関わるきっかけとなったのは、古い友人が容疑者の隣人であった事からでした。

こう書くと「ガリレオである必要無くね?」と思うかもしれません。
私も最初そう思いました。
肝心なのは「天才」という設定です。そこでシリーズで組み立てられた印象を活かしたのでしょう。
別に、新規の登場人物にしてもいいとは思います、読者に天才という事を印象付ける事が出来れば。

この作品は、ガリレオという天才がいなければなりませんでした。
ちゃちな表現ですが「天才VS天才」の構図が必要です。
一人天才を用意してしまえばもう一人は簡単、「あいつは天才だ」ってガリレオに言わせればいいんです。

さて、そんなちゃちな表現が示す通りやはり今作もエンタメ色の強い作品です。
短編での長所であったテンポの良さはそのままに、長編として期待を裏切らない素晴らしいトリック。
そして、この作品の評価を高めた理由の一つである人間描写。

ここでもシリーズ物という利点を活かしています。
こう言っちゃなんですが、過去2作はこの作品の為にあったと言っても過言ではありません。

エンタメ色の強い作品は、軽くなってしまう事が多いのですが
これを人間描写の上手さと深さで補っています。
さすがベテラン作家と言うしかありません、正直非の打ちどころの無い作品です。
すこーし好みが分かれるかなと思ったのは人物の好き嫌いくらいですかね。
それを考慮しても今作は素晴らしいミステリー小説です。
ただやっぱり単品ではなく、シリーズで読んで欲しいなー

さて、次回は容疑者Xの献身映画版の感想か、今年一年のまとめ記事(漫画)です。
あと書こうと思っているのは、web漫画が4つほど、ラノベの「ベン・トー」感想。そんなところです。全部年内に書ければいいのですが多分ムリかな。

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[]もタイトルの一部のようです。
多分箱を表現してるんだろうけど、別にいらないよね。原題には無いし。

そろそろ上映も終わりそうなので、ふらっと思い立った平日の夜に行ってきました。
観客は10人もいなかったかもしれません。

この作品はソリッド・シチュエーションスリラーです。
雰囲気はソウを思い浮かべると分かりやすい。

あらすじです
地中の箱に閉じ込められた男の脱出劇がほぼ全編暗闇の中で描かれる異色シチュエーション・スリラー。
イラクでトラック運転手として働くアメリカ人ポールは、ある日突然何者かに襲撃され、
気づくと地中深くに埋められた棺の中にいた。
手元にあるのは携帯電話、ライター、ナイフ、ペン、酒、そして残り90分の酸素のみ。
タイムリミットが迫るなか、ポールは必死に脱出を試みるが……

よく見る映画批評サイトで絶賛されてたんで興味が沸いたんですが
個人的にはもう一歩な作品。

この手の作品で私が重要だと思うのは「どれだけ主人公と感覚を共有出来るか」です。
そういう意味では最高の作品でした。
まさに手に汗握る作品。観客も少なかったんで思う存分しかめっつらして握り拳にさらに力入れて観てました。
恐怖・緊張感・焦燥感・怒り。主人公のこういった感情がダイレクトに伝わってきます。
ただしこれはほとんど「表現」の力のみで行われています。

まず、多くの謎がある状況で、しかもそれが生命に関わる事であれば先が気になるのは当然です。
そういう面ではストーリーとして引き込まれた部分はありますし、鑑賞中は後半ギリギリまで不満はありませんでした。

最後のオチと、結局意味が分からなかった部分が問題です。
オチはまぁ好みの問題ですが。
こういう作品は鑑賞者も謎を推理していくものです。それには限られた場面と限られた道具というのはとても魅力的。
「この状況にはどういう意味・意図が?」「この道具はどう使う?また何の為に存在する?」
この様に全てに対して理由があるものだと思うはずです。
その理由付けが弱かった。

状況の意味、道具の意味、他者の行動の意味。
全部が活かしきれてません。

上映時間を考えると十分な時間は確実にあったんですが
この作品はメッセージ性が強い作品で「反戦」というテーマも盛り込んで作っていたはずです。
個人的にそういうのはあまり好きじゃありません。特に海外作品だとどうしてもその国の人と感覚が違うので
感情移入が途切れてしまう。「ヘア・スプレー」も同じ理由でイマイチな部分のある作品となりました。
別にテーマがあるのはいいんですが、もちっと事前情報として出してほしいなぁ
ソウみたいにエンターテイメント色の強い作品だと思ってたんですが……


あとEDの曲はダメだろ。意図してやってるんだろうけど。

東野圭吾の変身です。


もうこれから全部あらすじコピーしてこよう
「世界初の脳移植手術を受けた平凡な男を待ちうけていた過酷な運命の悪戯!
脳移植を受けた男の自己崩壊の悲劇。


平凡な青年・成瀬純一をある日突然、不慮の事故が襲った。そして彼の頭に世界初の脳移植手術が行われた。それまで画家を夢見て、優しい恋人を愛していた純一は、手術後徐々に性格が変わっていくのを、自分ではどうしょうもない。自己崩壊の恐怖に駆られた純一は自分に移植された悩の持主(ドナー)の正体を突き止める」


そういえば、こういう話ってよくあるタイプだと思うんですが
実際読んだのは初めてかもしれません。
以前に菅野美穂のドラマで臓器の記憶が云々ってのを見た記憶があるくらいで
それもチラっとです。
(ビックリするくらい酷い話でした)


物語の内容自体は恐らく賛否が分かれる物だと思います。
古い作品なのでしょうがない所はありますが
今読んだ私の感想としては「ありきたり」って言葉も出てきてしまう。
ただし、東野圭吾さんの文章がとても読みやすく、そういう意味でありきたりな物語にピッタリなんだと思います。
文章力が無い人が書けば絶対に駄作です。


また、短い話ではないので多少ダレ気味にはなるのですが
心理描写をこれ以上無いくらいに細かく書かれているので、主人公の恐怖感や人格の変化を読者がリアルに感じる事が出来ます。
それも文章力があるからこそ。
さすがの大御所です。


読んでいて一番強く思ったのは
「アルジャーノンに花束を」に似てるなぁって感想でした。
恐らくそのせいで「ありきたり」って反応になってしまったのかもしれません。
変わっていく主人公を、主人公の目線で描き、またそれに対する感情が「恐怖」という点。
どちらもSFチックな要素を軸に構成されている点もそうですね。


物語の感想をまとめると
「王道ストーリーを高い文章力で描いた秀作」
なんてところでしょうか。
ただし、個人的には不満もあります。


一番は主人公以外の描写が弱いです。
主人公の彼女は深く描かれていましたが、それ以外。
「え?こいついらないだろ」とか「最後にこいつの事は触れないの?」って事が多すぎました。
乱暴に言えば「キャラの使い捨て」が酷いです。
なので最後の方になると、スッキリしない。
伏線を張っているわけじゃないので放置というわけではないのですが…


主人公の心理描写に力を入れるならもっとキャラを減らしてもいいと思うし
キャラがここまで多いならもっとそっちを…
例えば助手二人であったり、刑事であったり、妹であったり、博士であったり。
多分、好みなんでしょうが私はあんまり好きじゃないです。


不満もありますが、面白いからこそって部分が強く、
作品自体には大満足しています。


実は東野圭吾作品初読なので、色々読んでいこうと思います。
良かったらオススメでも教えてください。


アクセスはあるのにエロサイトのコメントしか無いの寂しいです。


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第17回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品


短編賞:少女禁区
長編賞:バイロケーション
大賞:お初の繭


さて、最後は大賞です。
課題はあるが独特の綺麗な雰囲気「少女禁区」
ありきたりな題材にも関わらず、読者に先を追わせる力が圧倒的に強い「バイロケーション」


乱暴な言い方ですが、今回の「お初の繭」は審査員の多くに上記2作品より優れた作品と認定された作品です。
(文学賞で上位が優れた、下位が劣ったという表現は誤りだと思いますが、分かりやすくこの表現で)


当然期待は大きいです。


以下あらすじ
「製糸工場に奉公に出た少女の恐怖と悲劇。屈辱的な身体検査、少女たちの園、むせかえる繭煮のにおい、そして蠢く蚕たち……残酷にして妖艶、健気にして淫靡、禁断の青春群像劇。」


今回の受賞作の中では一番ホラーらしいホラーですね。
あらすじには「屈辱的な身体検査」「少女たちの園」といった少し艶かしい表現が出てきますが
実際にはあまりそういった印象は受けません。
これは少女達が「田舎の世間知らずの少女」を前面に出して表現されていることと
いくつかの場面描写であえて艶かしさを排除しているからだと思います。
例えば「世間知らず」として描写されていますが、人によってはシンプルに「バカ」と表現できる様な登場人物です。
純粋な面も強調されているので悲壮感がとても薄い。
親に売られたにも関わらず……



内容としては
「謎の工場に売られた少女達は、純粋かつ世間知らずなので疑問を感じず」という状況が長いので
かなりじれったいです。
物語の8割ほどが確信には触れず、謎を小出しにだしっていう繰り返し。
情報は増えますが、物語はほとんど進みません。
これ自体は悪くない流れだとは思うのですが、いかんせん先が読みやすすぎる…
勘の良い人であれば半分も読まないうちに結末まで読めてしまうでしょう。
もちろん、自分の予想が裏切られるのを期待して先を読んでいくのですが、そこで問題なのが
謎見せ部分が長すぎてダレるのと、自分の予想が裏づけされていってしまうこと


先が読める展開が必ずしも悪いとは言いませんが
謎を小出しにし、その謎に向かっていくという構成上致命的じゃないかなと思います。


前半での謎へのひきつけ方や不気味な雰囲気はとても秀逸なので惜しいです。
煮繭のシーンなんかは気分が悪くなるほど不気味なので、そういうシーンをもう少し使って欲しかった。
「ぼっけぇ、きょうてぇ」や私の大好きな平山夢明作品みたいに、生理的嫌悪感をもっと使ってもこういう作品ならプラスに出来ると思います。
実際そういうシーンはいくつかありますし。


正直言ってしまうと、物語のひきつけ方は「バイロケーション」
雰囲気や世界観は「少女禁区」の方が優れていると感じてしまいました。


んーむ、こういう賞って面白いですね。
小説は好みが強く出ると思うので、こういう結果になる事も多々あります。
ですが、力を入れてるのは分かりますが、大賞だけハードカバーのみなのはやめてほしい…
後から文庫が出るのは分かりますが…


お初の繭
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第17回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品


短編賞:少女禁区
長編賞:バイロケーション
大賞:お初の繭


前回の記事に続き、上記受賞作。


短編賞はクセのある作品が多いと前回書きましたが、
長編賞は小難しい・疲れる作品が多く感じます。


最初に言っておきますが、私はこの作品大好きです。


さて、今回もあらすじはコピーしてきましょう
「画家を志す忍は、自分と同じ人間が現れるという奇妙な事態に遭遇する。同じ境遇で悩む人々は、それを「バイロケーション」と呼んでいた。従来のドッペルゲンガーとは異なる新たな二重存在を提示した、新感覚ホラー!」


従来とは異なるって書いてありますが
まぁ、ドッペルゲンガー物って事で間違いはありません。
ここは正直真新しい要素とは感じませんでした。


何が従来と違うか、正直あんまり思い浮かびません。
強いて言えば、従来のドッペルゲンガー物よりその存在を深く描いていること、でしょうか
特に設定…と言うかルールには拘っていますね。
これは作中で少しずつ明かされていきますが、ネタバレになるのでここでは控えておきます。


ただ、在りきたりであれ、ドッペルゲンガー物としてかなり優秀な作品です。
まずもう一人の自分に不気味さを感じるのは当然なので、ホラー小説の題材としてはピッタリでしょう。
また、多くの設定がどれもこれも死んでいない。
複雑な設定が多々あるのにも関わらず、綺麗に活かせているのはさすが受賞作です。


個人的にこの作品が好きな一番の理由は、
様々な要素…、主に「設定」と「秘密」で
読者に先を予想させようとする事です。勿論予想通りにいく作品ではありませんが。
「設定」については上記のルール、
「秘密」は登場する人物の多くが怪しいのです。
善悪どちらか?何を隠しているのか?この行動の意味は?なんて考えていくのがすごく面白い。
ジャンルとしてはホラーですが、推理小説みたいな読み感ですね。


ある登場人物が、多くの秘密を持っています。
「その質問には答えることが出来ない」というセリフが何度も出てきます。
これにより作品に引き込む力が強くなっています。
"謎があれば気になる"これは当然であって、いくらあからさまであっても引き込まれるのはしょうがない、
ただ、それだけであればこんな作品はそれこそ星の数ほどあります。
重要なのは、その秘密にどれだけの意味があるか?
単純に謎を作ってそれを後で明かすだけじゃガッカリです。
上でも書きましたが、推理小説が顕著ですね。犯人の使ったトリックは?動機は?そしてオチは?
それが大事です。
ではこの作品は?
具体的には一番書いてはいけない箇所なので書けませんが、すばらしかった。
特にオチが大好きです。


この作品、ミスリードを上手くさそってきます。
勿論この手の作品は読者も「これはミスリードなのか?」と考えるでしょうが
それも踏まえてミスリードさせるのが書き手の力の見せ所でしょう。
ただし、これに関しては読み手によって全く違う感想を持つでしょうから
上手く評価出来ません。


もう一つ、短所とも言える点ですがとても疲れる。
かと言って軽く読むとわけがわからなくなる
それに慣れた人じゃないと、一度読んでも疑問は残るかもしれません。
(逆に言えば二度目にも新たな発見があり、違う楽しみ方が出来る。)
まぁこれは長編小説の常かもしれませんね。読者に考えさせるような作品ではしょうがない事です。
なので好き嫌いの話かな。



個人的には前回の「少女禁区」よりこっちがオススメです。
さぁ、次回は大賞「お初の繭」です。
単純に言ってしまえば「少女禁区」「バイロケーション」の二つの作品より高い評価を受けた作品。楽しみです。


バイロケーション (角川ホラー文庫)
法条 遥
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010-10-23)
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第17回日本ホラー小説大賞短編賞受賞作品


今回は
短編賞:少女禁区
長編賞:バイロケーション
大賞:お初の繭


大賞だけ購入していませんが、よく考えたら毎回ホラー小説大賞受賞作はハードカバーだったんですよね
忘れていました。


ホラー小説大賞は、毎回注目しています。
正直どの文学賞よりも気になります。


あまり有名な賞では無いかもしれませんが
(と言っても、国内では直木賞や芥川賞を除けば、話題になる賞なんてあんまり無いですよね。時点でこのミスとかですから)
成功している方も多く、レベルの高い賞です。


ただし、短編賞はクセのある作品が多い傾向にある気がします。
ホラー小説ってジャンル自体が人を選びますがね
中でも「玩具修理者」「余は如何にして服部ヒロシとなりしか」なんてのはクセが強いですね。


今回も、異色と言って差し支えの無い作品の受賞です。
ただ今回はクセと言うより、この賞での受賞作としては珍しく、軽い作品です。
「ライトノベル的」とでも言えましょうか。
表紙・タイトル・内容全て、同じ角川のスニーカー文庫から出版されていてもあまり違和感はありません。


この点に関しては賛否両論でしょうが、私はどちらかと言えば否定的な意見が強いです。


まずあらすじです
ここは紹介からコピーしてきましょう
「15歳の「私」の主人は、たぐいまれな呪詛の才を持つ、驕慢な美少女。「死ぬまで私を楽しませろ」親殺しの噂もあるその少女は、あらゆる呪詛を用いて彼を玩具のように扱うが……甘美な痛みに満ちた、死と少女の物語!」


短編賞なのでかなり短いです。100Pもありません。
この作品の感想を一言で言えば「綺麗だけど軽い、薄い物語」という感じでした。
少し甘い、ロマンチックなお話です。
この賞の受賞作を追ってきた人には分かると思いますが、「ホラー小説」と銘打ってはいる物の
怖さの薄い作品もかなりあります。最近ですと「夜市」なんてほぼ怖さ皆無でした。
(ただ、「夜市」は私の大好きな作品です。機会があればいずれ紹介します。)
今回のこの作品も、怖さはまったくありませんでした。
まぁ、それは求めていませんので個人的には構いません。


少し詳しい感想を
まず悪い部分です。
何と言っても軽い。読み終わればすぐに忘れてしまう様な作品でした。
描写はハッキリしていますが、どちらかと言えば心理描写が重視されており
またその表現が詩的です。
「なんとなく幻想的な雰囲気だけど、深く考えてみると結局場面があまり頭に浮かんでいない」
なんて感じでずっと読んでいました。
なので、軽いと言っても読みやすい作品ではありませんでした。


次に良い点
幻想的で綺麗な雰囲気は、設定と相まって素晴らしい出来になっています。
また、「呪詛」をこれ以上無いほどロマンチックかつ上手く使っており
短い作品ではありますが変に残すことなくスッキリと締められています。
ネタバレなので詳細は伏せますがオチも、作風とテーマにはピッタリです。
ただし、このオチは審査員評でも言われていますが、少し甘すぎるかもしれません。
個人的には大好きです。



同時収録の短編も含め
発送や雰囲気はとても良いが、表現力に不満が残る
そんな感想です。


さ、次はバイロケーション。
大体4割ほど読んでいますが、とっても面白いです。
こちらも時間がある時に感想を書きます。



そうそう、それと…
長い間放置していますが、リンク集とう何かあればお気軽に問い合わせ下さい。
ブログ←のtwitterからでもリンク集から飛べるメールフォームでもコメントでもいいです。
ついったの@は気づかないと思うので、そちらからならDMでお願いします。
では


少女禁区 (角川ホラー文庫)
伴名 練
角川書店(角川グループパブリッシング) (2010-10-23)
売り上げランキング: 9280
退職が決定しました。
職種も変わらず、仕事環境もそう変わらないと思います。
給与と人間と距離と、まぁそんなとこですね。

そろそろ長い有給消化が始まりますので、思いっきりグダグダしようと思います。

退職が決まってからの飲み会で後輩の子と凄く仲良くなれたり、新入社員が良い子だったりでなんだか少し残念な部分もありますが
後輩とは退職後にもあそぼーなんて話しています。

ほんと、人間関係は良い職場でした。
ダメなのは社長と給料だけ。

次の職場は良いところだといーなー