№3 ダイエット食品に手を出さなかった理由。。 | 今度こそ痩せる! 絶対痩せる!! 何が何でも痩せる!!! 19号サイズから5号サイズを着る(はず)までの私のダイエット日記

昨日も食べました。
今度こそ痩せる! 絶対痩せる!! 何が何でも痩せる!!! 19号サイズから5号サイズを着る(はず)までの私のダイエット日記-昨日も食べました

今度こそ痩せる! 絶対痩せる!! 何が何でも痩せる!!! 19号サイズから5号サイズを着る(はず)までの私のダイエット日記-昨日も食べました


『クラスに一人いるかいないかのデブだった』私たち兄妹は、小学校低学年からダイエットを強いられていた。


特に追い込まれるのが『春の身体測定』。

極端な食事制限と過度の運動で痩せようとするスタンダードな私とは対照的に、兄は子どもらしからぬ発想の持ち主だった。


サウナスーツにブルーワーカー、揉むと痩せる塩、通信販売で1000円で買った『痩せる体操(A4サイズ1枚)。


一体、どっから見つけてくるのか、兄はお年玉をはたいて夢のような世界を私に見せてくれた。



だいたい3ヶ月くらいで夢から覚める兄は、現実に戻ると使い道のない在庫処分に躍起になった。そしてその上得意のお客さまはだいたい私である。


汗が染み込んで、着古し感のあるサウナスーツを、『10,000円もした高級品』『普通の店では売っていない』『着た途端、汗が噴出す』などと言い、可愛い妹の私だから『5,000円でいいよ』と【親切に】譲ってくれる。


兄は決して成績はよくなく、特に国語が苦手だったが、私にセールスをする時の説明力と説得力は並外れたものだった。後に地方の3流大学を卒業し、超大手企業の最年少支店長になる要素はこのころから磨かれていたのかもしれない。



兄の押し売りの中で一番忘れられないのが『痩せるコーヒー』。


満面の笑みで兄が抱えてきた箱には、金髪のスレンダーボディの女性が『これを飲めば痩せる』みたいなことを言ってる『どうみても怪しげな外国の商品』だった。


ミルク入りのコーヒーさえ飲めない兄が、朝昼晩食前にブラックコーヒーを飲むという。4学年下の私はまだ小学生だったが、兄の未来と私の未来を予測できた。


数日後、まだ70包くらい残っているように見える箱を私に見せ、7,000円で売って【くれた】ので、購入価格は10,000円くらいだったと思う。


支払いを済ませ、お湯で粉末状のコーヒーを溶き、飲んでみると・・・マズイ。


安物のインスタントコーヒーを薄くして、薬を混ぜたような胡散臭い味がしたのを今でも覚えている。でもこれで痩せられるなら、なんて素晴らしい商品だ!と思ったが、まったく体重は動かず、そのうち怪しげなコーヒー飲むことを母親に禁じられ、私はまた悪徳商法にひっかかったことに気付いた。


このことがあってから私はこの年まで『飲むだけで痩せる』『食べるだけでマイナス〇kg』というダイエット食品にはまったく手を出さなかった。


そう言えば兄もこの『痩せるコーヒー』以降は、EMS(20,000円)やホームジム(80,000円)を買ったり、高級スポーツジムの会員になったりと運動で痩せる方向に向かった。が、どれも1kgも痩せることはなく、EMSとホームジムは父に(高値で)売りつけ、高級スポーツジムは幽霊会員のまま退会した。





、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、