adidasのサッカー日本代表のイメージ画像が韓国国旗に似てると問題になってますが、adidasは韓国に関連深い企業なのでしょうか?デザインを依頼した電通などの広告会社が韓国と関連深いだけ?
ご質問について、事実関係を整理して回答します。
結論:adidasは韓国資本ではありません
adidasはドイツ企業(1920年創業)であり、韓国とは直接的な資本関係はありません。ただし、多国籍企業として韓国法人(adidas KOREA)を展開していますが、これは現地での販売拠点であって、韓国資本ではありません。
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今回の問題の実態
1. 問題の核心は「デザイン」と「人選」の2点
2025年11月頃、日本サッカー協会(JFA)が発表したサッカー日本代表のプロモーション画像について、以下の2点が批判を受けました:
1. デザインが韓国国旗(太極旗)に似ている
2. 公式アンバサダーに韓国系事務所所属のグループ(JO1・INI)が起用された
これらが重なり、SNS上で大規模な炎上が発生しました。
2. 制作体制の不透明さ
制作主体はJFAとadidasが中心で、外部代理店(電通など)の可能性も指摘されています。しかし、デザイナーの名前は非公表のままです。
この不透明さが、さらに疑惑を深めました。
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電通の韓国関連性
電通は日本の広告会社ですが、韓国との関係は以下の通りです:
直接的な資本関係
• 電通メディア韓国を2009年に設立(電通67%、韓国企業33%)
• 韓国市場へのビジネス展開であって、韓国資本に属しているわけではありません
戦略的な韓国コンテンツへの関心
• 近年、電通はK-POPや韓国のファッションソーンに強い関心を示し、ビジネスとして展開しています
• 「韓国ポップネイティブ」という言葉を使い、韓国文化の日本への影響力を分析しています
• 韓国のクリエイティブスタジオ「VB STUDIO」とパートナーシップを結ぶなど、積極的に連携
歴史的な背景
• 元社長の成田豊は、日本統治時代の朝鮮半島(現・忠清南道)生まれで、日韓交流に深く関わっていました
• 2002年ワールドカップの日韓共同開催にも貢献しています
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なぜ「韓国関連」という疑惑が生まれたのか?
今回の問題は以下の構造が重なった結果です:
1. デザインの偶然の類似性(制作プロセスが不明)
2. アンバサダーの韓国資本事務所所属(起用理由が不明確)
3. 電通など広告会社の韓国市場への積極展開(過去の実績からの連想)
要するに、adidasや電通が韓国企業であるという事実はなく、あくまで日本企業・ドイツ企業が韓国市場に展開する多国籍企業としての活動をしているだけです。
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まとめ
項目 実態
adidas ドイツ企業。韓国法人あり
電通 日本企業。韓国に合弁会社あり
デザイン JFAとadidas中心。デザイナー非公表
炎上の原因 デザイン類似 + 韓国系事務所所属アーティスト起用
結論:「adidasが韓国企業だから」というわけではなく、制作体制の不透明さと人選が重なって炎上した、というのが実態です。