百人一首
今日は会話の授業で日本の文化を教えてみようということで、
百人一首を持って行ってやらせてみた。
対象は成人学院日本語専攻2年生。日本語を1年間勉強したばかりだ。
ちょっと難しいんじゃないのという批判も聞こえてきそうだが、
簡単にするためにルールを変えて、下の句だけを読むことにした。
また、歴史的仮名遣いも、ひらがなの通りに読んだ。
例えば、「けふ」は「きょう」と読まずにそのまま「けふ」と読んだ。
授業の前に和歌のルールである「5・7・5・7・7」を簡単に説明した。
学生たちは歌の意味はまったく分からないはずだが、歌を読ませてみると、
自然に「7・7」で区切って読んでいる。
読ませる前にわたしが何度か読んだだけだが、
それを聞いただけでそれを真似て調子を合わせて読んでいるのである。
彼らはもう頭の中で、日本語のリズムを感じ取っているのだ。
いつも単語や文法を暗記するだけでは疲れてしまう。
このように日本語を別の角度から見るという点で、
彼らにいい機会を与えたのではないかと思う。
百人一首を持って行ってやらせてみた。
対象は成人学院日本語専攻2年生。日本語を1年間勉強したばかりだ。
ちょっと難しいんじゃないのという批判も聞こえてきそうだが、
簡単にするためにルールを変えて、下の句だけを読むことにした。
また、歴史的仮名遣いも、ひらがなの通りに読んだ。
例えば、「けふ」は「きょう」と読まずにそのまま「けふ」と読んだ。
授業の前に和歌のルールである「5・7・5・7・7」を簡単に説明した。
学生たちは歌の意味はまったく分からないはずだが、歌を読ませてみると、
自然に「7・7」で区切って読んでいる。
読ませる前にわたしが何度か読んだだけだが、
それを聞いただけでそれを真似て調子を合わせて読んでいるのである。
彼らはもう頭の中で、日本語のリズムを感じ取っているのだ。
いつも単語や文法を暗記するだけでは疲れてしまう。
このように日本語を別の角度から見るという点で、
彼らにいい機会を与えたのではないかと思う。