「竹達さん、大丈夫。」

 「はい、すみません。私、今日始めて動く梓を見たので、感動してしまいました。それに本音を言わせてもらいますが、今まではギターを弾くことに、これは仕事だからみたいな感覚があったんですが、このオープニングを見て、楽器ってすごくカッコいい、あんな風に弾きたいと思いました。今すぐにもケースからギターを取り出して弾きたい気分です・・・多分、このオープニングを見たらそう思う人結構いるんじゃないでしょうか。」

 「それは同感。私も野島くんたちのバンドを少し引いた所から見てたけど、このオープニングを見て、私も楽器演奏したくなった。では、日笠さん。」

 「すごく良かったです、感動しました。私は感想とか言葉にすすことは苦手ですが、少なくともこれまで見てきたアニメの中で、1番ワクワクしました。横断歩道を渡るシーン、足だけの走るシーン、もう、私も走り出したい気分です。それにあっきょの歌も良すぎます、本当に輝きたいです。もう一度、いえ何度も見たいです・・・。」

 「野島くんは。」

 「そうですね、私は製作サイドの一員として、なんか建設的な意見を言いたいと思って見たんですけど、すみません、私に指摘できることは見つけられませんでした。そして2回目、後半にいたっては、引き込まれて、もう何度も出てますがこのワクワク感はなんなんでしょう。ネットの住人の多くはこれを多分「神」と表現するんじゃないでしょうか、現状の設定の範囲内で全ての要素が含まれており、自信を持って勧められます。」

 「作詞を担当された大森さんいかがですか。」

 「私は原作のファンでもあり、いただいた設定と自分のバンド経験、娘の様子なんかを見ながらCagayake!GIRLSを作詞させていただきましたが、こうして動画になるとけいおん大好きって気持ちが一段と増しますね。私のこの5人に輝いて欲しいという想い、山田監督たちスタッフの手でこんなにも、けいおん部楽しいって伝わるものになるんですね、アニメの主題歌も多く書きましたが、こんな気分私も始めてですね。何を言っているのか自分でも分かりませんが、このOPに込められた想いは必ず視聴者に伝わると思います。」

 「挿入歌の作詞を担当される、稲葉さん、お願いします。」

 「山田監督、野村さん、大森さんから『けいおん』についてレクチャーを受けてきましたが、このOPはそれをストレートに分からせてくれますね。他の方も言っておりますが、これを見て楽しさ、ワクワク感を感じない人はいないと思います。・・・私は音楽に関わって来た人間として、一言だけ、今はクラブ系の音楽全盛で、バンド系の音楽は盛り上がっていません、最近は街中でギターを背負った子なんてあんまり見かけなくなったけど、このアニメはそんな日本の音楽を変えるかもしれませんね、見てて、私は背筋がゾクゾクしました。以上です。」

 「では、後ろにいって野村さん。」

 「音楽作成チームとしては、このCagayake!GIRLSを作るとき、アニメの主題歌ってことは横において、ガールズバンドロック、明るさろ元気さを最大限に引き出せる曲を目指しました。

そして、今日のOPはアニメには詳しくない一視聴者として拝見しましたが、曲とオープニングの動画がよくマッチしてましたね、楽曲のPVとしては申し分なく、セールスも期待できるし、『けいおん』が各チームの相乗効果で成功への道を進むことが期待できましたね。

それから、個人的な感想ですが、このオープニングを見ていて、懐かしさなんでしょうか、甘酸っぱいものを感じましたね。もしかすると、この作品ってアニメをあんまり見ない、私のような世代、特に過去にバンド経験のあるもににも訴えるものがあるんじゃないでしょうか。」

 「浮田さんはどうでした。」

 「そうですね、私も皆さんと同じ、オープニングってその番組の総集編的なものかと思ってましたが、これは、楽器のパワー、女子高生の元気さ、バンドの楽しさなどメッセージではないんでしょうけど、視覚的に強く訴えるものがあることを感じました。このオープニングを見て、視聴者は何を感じてくれるのか、楽しみです。」

 「それでは、最後、西口さん。」

 「恥ずかしげも無く言いますけど、唯のNON NONシーン可愛すぎます、萌えます、キャラ好きにはたまらないオープニングですね。しかも、冷静になってみると、どのキャラも平等に登場し、どのキャラも立っている感じで、アニオタの心も掴むんじゃないですか。」

 

 

けいおん! 1 [DVD]/豊崎愛生,日笠陽子,佐藤聡美
¥5,460
Amazon.co.jp