今の時代、色んなものが細かく分けられている。
病院の〇〇科や、会社の〇〇課、〇〇学会、などなど。
これらを示されて内容はきちんと把握できるだろうか?
考察:
物事は表でも裏でも繋がっている、細かく切り離しては理解できなくなる。
例えば、人間の身体をパーツ毎に分けて生きていられるだろうか?
つながっているからこそ生きることができるだろう。
細分化で心臓や脳そのものの役割はわかっても、他の臓器とのつながりによって生まれるシステムは分からない。
what が分かっても、why までは分からない。
しかしながら、今の時代はとにかく分けて考える。
そのため、線ではなく点で物事を考えることになる。
点で見るというのは、「木を見て森を見ず」ということだ。全体像がつかめなくなる。
それによって、理解できないことが増える。
そのため、俯瞰的に全体像をつなげて理解できる人にその判断をゆだねることになる。
それが、本当にできる人に委ねているのならばいい。
しかしながら、マスコミでは、なぜか点で物事を突き詰めていく専門家を表に出す。
専門バカという言葉あるくらい、専門分野は得意でもそれ以外になると全くダメになる人は多い。
これは俯瞰的に物事を見ているとは言えない。
もちろん、専門家を複数呼んで、きちんと全体像をつかもうとしているならよいが、
それもなく、毎回特定の人しか出てこない。そのため、マスコミから出される情報に偏りが生まれる。
しかも、個人ごとに異なる、レッテル貼りや〇〇でなければならないといった固定観念がさらに理解を困難にさせる。
それによって細分化した物事のピースの関連性を見えなくさせてしまうからだ。
もし、物事をきちんと理解したければ、細分化ではなくて、繋がりも含めて考えるようにしたい。
また、幼い子供のように、「レッテル貼り」や「〇〇でなければならない」といった固定観念を手放すことをおすすめしたい。