ミ・ト・ン (MOE BOOKS)
1,512円
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好きな作家さんの一人の小川糸さん。
図書館でまだ読んでいない本をみつけました。
ページをめくると…
ミトンが~!
出掛ける時にカバンに入れて、行き帰りの電車の中で読了。
主人公マリカが生まれてからの一生の物語なんですが、何と言いますか、心に沁みました。
題名の「ミトン」は、マリカが誕生した朝、おばあさんが小さなミトンを編んでくれたことから始まり、成長にあわせて手に合うミトンを毎年作ってくれて、自分でも編むようになり、こちらの風習で、結婚する時には、大きなながもちいっぱいの全部違う柄のミトンを持参して、引き出物として配ります。
その後もミトンは重要なキーワードとして登場します。
小川糸さんらしく食べ物の描写のおいしそうなこと。
食いしん坊の私はたまりません。
感動のクライマックスは、電車の中なのに泣きそうになりました。
本の中では架空の国名でしたが、巻末では「ラトビア~神さまが宿るミトンを訪ねて」というイラストエッセイがありました。
ラトビア…いつか行ってみたいです。