CentOS8 Streamでraspberry Piのheadlessインストールを行う | 工作者(kousakusya)のブログ

Raspberry Pi 4用にRaspberry Pi OS Liteの入った、SDカードを作成したので、

そのときの手順をひかえておく。

なお、Raspberry Piは、キーボードレス/モニタレスのいわゆるheadlessの状態である。

ホストマシンは、いつも使っているCentOS8 Stream。

 

(1) Raspberry Pi OS Lite を入手する。

以下のリンクから、入手できる。

 

 

(2) lsblkコマンドで、SDカードのデバイスブロックを確認する。 (/dev/sdc など)

 

(3) ddコマンドで、SDカードをインストールする。

  $ dd if=2022-01-28-raspios-bullseye-armhf-lite.img of=/dev/sdc

 

(4) Raspberry Pi OS起動後に、WifiでSSHに接続するため、SDカードをマウントし、

      /boot 配下に、"ssh”というファイルを作成する。空ファイルで良い。

  $ touch /boot/ssh

 

(5) Wifi接続用に、/boot配下に "wpa_supplicant.conf"というファイルを作成する。

     内容は以下の通り。Wifiはホストマシンと同じネットワークセグメント内に存在するようにする。

---- ここから ----
country=JP
ctrl_interface=DIR=/var/run/wpa_supplicant GROUP=netdev
update_config=1
network={
  ssid="ssid"
  psk="password"
}
---- ここまで ----

(6) セットアップの終了したSDカードをRaspberry PiにInsertして、Raspberry Pi OSを起動する。

(7) WifiをDHCPで設定しているため、nmapコマンドにて同じネットワークセグメント内にあるデバイスを検索する。
    (CentOS8 Streamは、Defaultではnmapがインストールされていないので、事前にインストールしておく)
  $ sudo nmap -sn 192.168.xx.xx/24

そのデバイスに割り振られているIPアドレスを控えておく。

    ※従来のRaspberry PiのMACアドレスは、B8:27:EB:xx:xx:xx となっていた。
      詳細は、以下のリンクにて。

 

 

(8) (7)で控えたIPアドレスに対して、SSHコマンドを発行する。ユーザーIDはpi、パスワードはraspberry
    $ ssh pi@192.168.xx.xx
 
(9) 無事ログインできたら、passwdでパスワードを変更して、sudo apt update と sudo apt-get upgrade を実行する。
 
そんなかんじでした。