自民党の麻生太郎総裁(68歳)は24日、衆参両院による首相指名投票を経て第92代首相に選ばれ、自民、公明両党による連立政権を発足させた。
財務相の中川昭一・元経済産業相に金融相を兼務させ、少子化担当相に34歳で戦後最年少閣僚になる小渕優子・元文部科学政務官を起用した。
与党は10月初めにも衆院を解散する方針で準備を進めており、新内閣は事実上、「選挙管理内閣」となる。
国会の首相指名投票は、与党が多数を占める衆院では麻生氏が指名されたが、与野党が逆転している参院は、決選投票の結果、民主党の小沢代表を指名した。衆参両院の指名が異なったが、衆院の議決を優先する憲法の規定によって、麻生氏が最終的に首相に決まった。
麻生氏は24日夜の記者会見で「日本を明るく強い国にするのが、私に課せられた使命だ」と強調。臨時国会で「補正予算をぜひ審議していただきたい」と述べる一方、「この1年間、たびたび約束が裏切られてきた」と民主党への不信感を隠さず、解散・総選挙の時期については補正予算案審議への民主党の出方を見極めた上で最終判断する考えを示した。
麻生氏は、従来は官房長官が読み上げた閣僚名簿を、自ら会見で発表する「麻生流」を演出。麻生内閣として、1、国民本位の政策 2.官僚を使いこなす 3、省益でなく国益に専念、の3点を心がけるよう全閣僚に指示すると述べた。
財務相と金融相を兼務させた事については、米国発の金融危機への対応などを「1人にやってもらう方が機能的だ」と説明。基礎的財政収支(プライマリーバランス)の11年度の黒字化については「目標として間違っているわけではないが、達成できる前提条件が大幅に狂っている事を無視できない」と述べ、目標達成は困難との認識を示した。
麻生氏は閣僚人事で、中川氏や鳩山邦夫元法相、甘利明元経産相、初入閣の森英介氏や浜田靖一氏など、党総裁選の麻生選対の中核メンバーを積極的に登用。内閣を「側近」で固めつつ、総裁選を戦った与謝野馨経済財政担当相を再任、石破茂元防衛相を農水相として閣内に取り込んだ。
福田前首相が安部改造内閣の17人のうち15人を閣内の残す「居抜き内閣」スタートしたのに比べると、再任は5人にとどめた。
吉田茂の孫だから、やる時にはやるかもしれないと見ていたら、何の事は無い、相変わらずの新味の無い内閣だ。新しい人材を積極的に登用して、適材適所に据えた有言実行の国民のためになる内閣を作るかと思ったが、期待するほうが間違いだった。世襲の議員はやっぱり世襲でしかない。
総裁選の時から、自民党5人の候補者が町に出てきて、具体的な政策を出して競い合う事もせず、自分らだけで大騒ぎして国民をしらけさせたうえに、国民のためには何も実行できない顔ぶれの内閣を作ったのでは、自民が選挙に勝てるわけが無い。
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