震災から2年6ヶ月 | DJ KOUSAKUオフィシャルブログ「強引に my way」Powered by Ameba

震災から2年6ヶ月

昨日で震災から2年6ヶ月が過ぎた
山梨の地元紙に載っていた記事に涙してしまった

震災で奥さんと幼い息子さん二人を亡くされた岩手県の方の記事で

家族を残し出張している時にあの悲劇がおこった

自宅付近でがれきをかき分け、奥さんと生後11ヶ月の長男をみつけたこと、

震災の7日前に生まれた次男を遺体安置所で初めて抱きしめたこと、

今でも鮮明に覚えていると記事には書いてある

そりゃそう

俺も時間が経てば悲しみは小さくなるもんだって自分に言い聞かせて前に進んできた
だけど、

身内を亡くした悲しみって大きくなる一方なんだよね。

俺の場合は、悲しみが大きくなって、胸の中で破裂して、現実を受け止めて、ようやく足が前に動き出してって感じだった。

でも、この記事の方との大きな違いは、子供がいるいない。

子供がいたから進んでこれた俺と、すべてを失ったこの方との悲しみは比べものにならない。

この記事で涙を流したもう一つに、

安置所で次男を初めて抱きしめたあと、暗い安置所で女児を亡くされた男性が話し掛けてきた。

「恥ずかしいけど、一緒に子守唄を歌いませんか?」「ねんねんころりよ、おころりよ・・・」声にならなかった。ひつぎを並べて泣いた。

というくだり。

この方は計り知れない大きな悲しみを胸に、なんと今はサラリーマンから納棺師に転身

その理由が、震災後の混乱で妻子に顔の傷を治し化粧も出来ず、いかに別れの時間が大切かを知ったからと言うことで

またその後の生き方を綴った記事に涙をしてしまいました。






震災の後の支援でたくさんの方々にお会いしました

カタチは皆さんそれぞれ違えど、悲しみを胸に日々を送っています

胸が締め付けられるこの気持ちを熱い衝動に代えて、

全力で自分の出来ることを、与えられた使命をまっとうするため前に進んで行こうと思いました。



一つだけ

各マスコミが、節目節目でしか震災の話題が取り上げられないのが残念