このところ自分の本質というか意識されていない自分の中に切り込む試みを続けているのだけど、「ひきこもり」とか「絵を描く」というテーマを少し持って自分を深掘りしていたのだけど、今朝「コンプレックス」という言葉が浮かんで、自分が「焦り」がちであることの根本にそういうものがあるのではないかと思ったりした。最近、『東京卍リベンジャーズ』を読んでいて思うのだけど、子どもの頃はケンカしても強い子には敵わなかったし、やはりそのあたりに昔の男の子ならではのコンプレックスはあったなということに思い当たった。いや、今でも男の子なら大抵あるのかもしれないけど。
で、こういう不良マンガというのは正しさとか強さとか勇気とか信頼とか敬意とかそういうものがテーマとして立ち上がってくるわけだけど、その中には個々人が抱えているどうしようもない負い目みたいなものがあり、そういうものと自分の中を無意識に突き合わせていることによって、自分の中の奥底に沈んでいたけど無くなってはいなかったそういうものが浮かび上がってきた感じがして、ヤンキーマンガも大きな意味があるなと改めて思ったりした。まあ「東卍」は特にお洒落だから読む気になる、ということも大きいのだけどね。
 
12巻では、衝撃の告白をした八戒に「お前はダサい!」と言い放ちつつ、「そんな嘘でお前を見捨てねえ!それが東卍だ!」と叫ぶところが超かっこよかった。