『ハイスコアガール 公式ファンブック』を読んで、作者の押切蓮介さんは天才だと改めて思ったのだけど、いろいろなエピソードに爆笑させられたし、私があまり気がついていなかった場面で、多分何か意味があるんだろうなと思っていたところについて話し合われていて、痒いところに手が届くような構成だと思った。

 

 

 
 
 
満足して書棚に「公式ファンブック」を戻すと、同じ本がもう一冊あった。(笑)出たときに買っていたのに、忙しくて読めなかったのだな。そういうことは時々あるが、郷里に持って行って単行本全10巻と一緒に並べておこうと思う。こちらではBDと一緒においておこう。

 

 

『進撃の巨人』は連載ではかなり鬱展開というか、最後に来て重苦しい展開がずっと続いているのだが、アニメのSeason3Part2では最も華やかな展開、エレンが巨人としてでなく立体機動で超大型巨人を倒し、またリヴァイも獣の巨人を倒したもののあと一歩で車力の巨人にジークの身柄を奪われてしまう、というところに来た。次週はエレンとリヴァイの厳しい対立が起こるが、まあこのあたりも見ものの一つだ。

 

最近、『進撃の巨人』の先を追うモチベーションが下がっていたのだが、「ハイスコアガール 公式ファンブック』を読んで、押切さんが読者を晶派と小春派が出来るといいと思って描いていた、というのを読み、やはり作者はそういうことを考えるんだなと小春派の私としてはしてやられたと思った。振り返って『進撃の巨人』のことを考えると、私は従来ずっとミカサ派だったことを思い出し、「そんなの、ずっと巻いてやる」というマフラーのエピソードで一段落した後、ミカサの存在感が薄れてきたなあと思った。ミカサはエレンに対する強力な執着が最も力を発揮するので、今は普通の隊員みたくなってしまっているのだよなあ。

 

しかしそんなことを考えながら今回のアニメを見ていたらやはりミカサは相変わらず美しく、どこかでまたミカサの見せ場が来るといいなあと思ったりした。