ビッグガンガンで連載している「ユーベルブラット」が最終回を迎えた。この作品を読みだしたのはネットで「日本では受けてないけど海外で売れているマンガ」の第1位として挙げられていて、読んでみるとダークというかノワールな感じのファンタジーで、なるほどこういうのが海外受けするのかと思って読んでいたが、復讐を果たしていくうちに復讐相手の方が悪魔化してきて途中から正義の側に転換、つまりダークサイドから抜け出してライトサイドに出てきたのでちょっと感じが変わった。最後までもっとダーク色が強い方がこの作品らしい気はしたのだけど、途中で「戻り」が起こるのは歌舞伎以来の伝統でもあるし、まあそれはそれでいいのかもしれないと思った。

 

この作品ももう一度改めて通読してみてからまた感想を書いてみたいものの一つだなと思う。