ワールドカップも決勝トーナメントが始まって好試合が多い。日本もこういうチームとやるんだなあと思うと大変だと思う一方でわくわくもする。ドイツ、アルゼンチン、スペインと強豪が次々に敗退していくのを見るといかに戦術とそれを遂行する能力が重要なのか改めてわかる。日本もベルギー戦ではあっと言わせるような試合をしてほしいと思う。

 

一週間に一度はなるべくマンガ・アニメについて書いておこうと思う。

 

 

アニメは、春アニメと夏アニメの端境期。

 

週末に観たのは『僕のヒーローアカデミア』の「入れ寮」。ちょっとお説教じみた回でどう演出するのか疑問だったが、なんか無難にやった感じ。ただ、感情的なしこりみたいなものをこういう展開で一気に解決するというのも一つのやり方かなとは思う。ていうか、「ヒロアカ」はそういう処理の仕方が多く、一つのシリーズが終わると割とまっさらな感じで次が始まる感じがあって、それはそれでやり方だなとは思った。
二つ目は『ピアノの森』。今回はカイの一次予選の演奏をぶっ通しでやって大変中身の濃い回になった。この辺は連載のときも何度も読み返していたし、カイの演奏した曲をアシュケナージの演奏でまとめてCDに焼いてこれも何度も聞いていた。よし来週、と思ったらこれで一度放送は終わりで、また1月から再開するという。もうしばらくやるかと思ったが、NHKでも基本的には1クールは1クールなんだなと思った。
 
ONE PIECE 88 (ジャンプコミックス)
尾田 栄一郎
集英社
2018-03-02


 
前後したが、日曜朝の『One Piece』は放送が続いている。こちらはもうクールとか関係なしにずっとやってる感じ。OPは安室奈美恵の「Hope」がもうすぐ一年くらいになるのではないだろうか。サンジ奪還編=ホールケーキアイランド編が終了するまではこのOPで行くのだろうか。私はこれからの展開、『食いわずらい』の発作を起こしたビッグマムを止めるためにプリンがサンジとシフォンと協力してウェディングケーキをもう一度作るくだりがとても好きで、楽しみにしている。
マンガの方。29日に買った「Blue Giant Supreme」5巻はついに大のバンドが実質的にスタート。最初の演奏を失敗してツアーに出る。楽しい。
1日には書泉グランデに行って当選していた「ふたりのおうち」の複製原画を受け取ってきた。多分データをカラープリントしたものなのだが、2巻の表紙。成人向けの要素が強いが私はこの作品がとても好きで、人間と恋愛の機微を描いているなあと思う。前にも書いた気がするが、ツルゲーネフの『初恋』みたいな感じの作品。

 

少年ジャンプ。新連載の『アリスと太陽』。バンドもの。こういうのはジャンプでどれくらいやれるのかわからないけど期待したい。

 

 

『OnePiece』はワノ国編スタート。尾田栄一郎さんは時々和風テイストの外国人のお土産向きっぽいイラストをよく描くが、世界観としてはそんな感じ。見ていないけど「ワンピース歌舞伎」というのもこういう感じだったのかなと思ったり。評判は良かったし、ワノ国編が始まってみるとその前に一度見ておけばよかったなと思ったり。その前の白ひげ海賊団のマルコとネコマムシの旦那のやり取りも味わいがあった。

 

 

『僕たちは勉強ができない』。文化祭編が終わり。これは思ったより面白かったなあ。単行本を買ってはないけどいつも楽しみにしている作品の一つ。

 

 

『鬼滅の刃』。半天狗の更なる進化形態。それと対峙する炭治郎。この辺の鬼のバリエーションはどんどん進化している感じがして、楽しみ。炭治郎が強くなっていくのも見ていて気持ちがいい。

 

 

『約束のネバーランド』。この作品はどんどんすごくなっている。「このマンガがすごい」の第1位もむべなるかな。

 

 

『紅葉の季節』。将棋マンガ、頑張ってもらいたい。奨励会のやり取りを漫画で読むのは初めてなのでその辺期待している。

 

 

『火の丸相撲』。なんか凄いことになってきた。横綱戦。

 

 

『ハイキュー!』。楽しい。わくわくする。

 

 

『食戟のソーマ』。そう来たか。恵のホスピタリティがどう意味づけられるのかに注目していたが、まさかそこに来るとは。驚いた。バブみという言葉の意味をはじめて知った。

 

ヤングマガジン。『パラレルパラダイス』すごいことになってる。『パンツートラッシュ』。萩原先輩が本当にいい感じだなあと。この2作品は単行本は買ってないが楽しみにしている。

 

『7人のシェイクスピア』。マクベスのストーリー展開と同時に進む海軍大臣一座側の陰謀。間に合うかロビン。みたいな。

 

『センゴク権兵衛』久々のお藤。耳元でささやいたセリフは。

 

この作品、面白いなと思うのは秀吉の側室の中でその地位を確立しようと茶々が焦っていろいろ手を尽くそうとしている場面。秀吉も口説くときは一生懸命だが、達成すれば心が離れていくことを恐れ、なんとか秀吉の子を産もうとあの手この手を尽くそうとするところがとてもリアリティがある。

 

 

淀君と言えばどちらかというと国を傾けた傾城の美女のような印象が強いと思うが、織田の血筋、お市の方の娘という毛並と秀吉の寵愛のみに頼って上り詰めたくらいにしか大体思われていなかったと思うけれども、この作品の中の茶々は常に焦り、常に何かに駆り立てられている。傾城の美女と言えば紂王の妲己だとか王者を腑抜けにするパターンが多いが、秀吉はそんな甘い男ではない。口説くときは家来たちが頭を悩ますくらい積極的だが、側室たちの序列は冷徹に守る。いかに房中術を尽くしてお気に入りになろうとも、「4番目」の茶々が序列を乗り越えるためには子供を産むしかないというリアリズム。おそらくこの方が史実に近かったのではないかという気はする。

 

 

とりあえずここしばらくで読んだ作品の感想などを書いた。