コミックゼロサム3月号でおがきちかさんの「Landreaall」(ランドリオール)・「プチリオール 砂の人々」を読みました!

今月のランドリは7ページ。単行本作業によるのでしょうね。2月25日発売の29巻限定版はランドリ初のアニメ化、オリジナルアニメDVDがついています。そのトレイラーもこちらの方で見ることが出来ます。
 
 

今回のプチリオールは29巻のラストに収録になるのでしょうか。大きく二つの場面になっています。

前半はクエンティンとユージェニが、海岸に到達しています。ユージェニは髪に「七粒の涙をこぼす羽根」の髪飾りをしています。これは母・リルアーナ王女の忘れ形見なのですが、もともとはクエンティンの祖母が持っていたものをクエンティンがユージェニの母リルアーナに贈り、戦争の後、奴隷に売られていたクエンティンを取り戻すために曲鳴の手に渡っていたものを、クエンティンが取り返したもの。それ以外はもう王女らしいものは身につけていません。そしてその腕に抱かれているクエンティンはやせ衰え、老いさらばえた体。海のかなたの低い雲から漏れいずる日の光の柱を背景に。美しいなあと囁くユージェニ。海岸で、クエンティンの魂に封じられていたさまよい女たちが魂を解放されて海に還って行く。幻想的な美しい風景の中で、クエンティンは「不思議だ 左目の方がよく見えるよ」と言います。

圧倒的な美しさ。女王となりその玉階としてアトルニアの権力を握る野望が崩れた二人の、平安。安堵したような表情のユージェニの左目に涙。クエンティンが長らえられるのかどうか、見たところはわかりません。

いま手元にランドリ世界の地図がないのではっきりはわかりませんが、海はマリオンの住むハイ=ネフィ王国にしかなかったはず。ここでマリオンが出て来るのではないかと私は思っていたのですが、さてどうなることか。この風景に大ゴマ見開きで4ページです。

もうひとつの風景は、黒虹。DXに贈られた沙竜のおかげで里として成り立った元奴隷商人の基地・黒虹は、奴隷商カリファを長老として里として活気のある様を見せています。多くの流民が流れ込んで、新たに部族が形成されているのですね。

それで今日はDXを守護天使と讃える像がお目見えするということで除幕式が行われますが、あけてみると大笑いの像。レイカーベアの巨大さが笑えます。

というわけで今月は単行本のテールピース的な感じでした。

2月25日発売の29巻に続いて28日に発売になるゼロサム4月号では、ランドリが表紙になる!そうです。

こちらも楽しみに待ちたいと思います。