おがきちかさんの「Landreaall」第26巻(通常版、特装版)を読みました!

Landreaall: 26 (ZERO-SUMコミックス)
おがきちか
一迅社


7月25日に発売になった「Landreaall」第26巻。通常版の表紙はメイアンディアとアイシャ(イオン)、背表紙はユージェニ、裏表紙は五十四さんに化けた六甲です。特装版の方は表紙がDXとライナス、ルーディー。背表紙はライナスで、裏表紙は同じ(微妙に違いますが)です。本体の裏表紙は両方とも「ランドリオールに登場するかたな」の説明。作画のための設定メモ、とのことでした。こういうのは面白いですよね。一時、通常版と特装版でテールピースなども変えてあったことがありましたが、最近は表紙だけの違いという感じになっています。

特装版の特典は書き下ろしの「ビリッときてチーン」。ライナスは負けず嫌いなので、いつもDXに「回される」ことをなんとか阻止し、逆に回してやりたいと思っていて、その件に関してのエピソードです。中身は読んでいただければわかりますが、DXの「回し」の術理を聞き出そうとするライナスにイオンは「おにいが力を込めるのは一瞬なの。すーっときて当たるとき、足からビリッときてチーンと。力を使う面積と時間をめいっぱい凝縮してるの」とイオン語で説明されて理解出来ず、少しわかったと思ってDXに挑んだら・・・みたいな話でした。面白かったです。

今回の収録話は第140話~146話の7編。従来は6話で半年ごとに(ゼロサムは月刊なので)単行本が出ると言う形でしたが、いつも単行本が出た後1話分間が空いてしまって最新のゼロサムを買っても続きが読めないことになっていました。

今回は7話収録だったので(そのために146話を短くしたのかもしれません)今日28日発売のゼロサムで続きが読めるということで、それは新しい読者さんには嬉しいサービスではないかな、と思いました。

ということはつまり、先月末までに発売されたゼロサム本誌連載の内容が全部収められているということで、これは整理の都合上もありがたいです。

内容に関しての感想はこちらにありますので、参考まで。

テールピースはウィフテッド家に居候しているロビンの話。しかし細々したことに気がつきよく働くロビンなので、ウィフテッド家では既になくてはならない(笑)存在になってる、という話が可笑しいです。この子が新王の孫だと言うことが明らかになったら・・・さてどうなってしまうんでしょうね。

この巻はDXが黒虹の奴隷市場からライナスとルーディ、それに玉階オルタンスに助け出されてから、援軍を得てクエンティンの砦に侵入し、ディアとアイシャ(イオン)を奪還して、クエンティン・ユージェニと対峙する、と言うところ。ラストに砂漠をさまようリゲインとファレルが描かれていて、こちらの方も気になりますね。

クレッサール編に入ってからかなり長くなっていますが、最近はすごく面白く、いつも次の展開が気になります。今日発売のゼロサムも読むのが楽しみです。

また、25日にはドラマCD付き単行本、「ランドリオール 女神のクッキークエスト」も発売になりました。私は特装版と合わせてコミックジンで買った(作者書き下ろしのイラストカードがついているので)のですが、ドラマCDの方はまだ聞いていないので、また改めて感想を書きたいと思います。