GIANT KILLING(33) (モーニング KC)
ツジトモ
講談社


Dモーニング2・3合併号でツジトモさんの「GIANT KILLING」第356話を読みました!

前回、サプライズで日本代表のA代表に選出された椿。緊張のあまり、出発の前夜は今までの緊張した夜と同じように、チームのグランドにボールを蹴りにきます。そしてそこを達海に見つかってしまった、と言うところから今回のお話が始まります。

明日の昼には新潟に集合なので、早く寝て、体調整えなければいけないのに、自分がA代表に行くと言うことを考えたら眠れなくなった、と椿は言うのですね。これは達海でなくても「わかりやすいヤツだ」と思いますよね。

祝福のメッセージ、わんさか来たか?と聞く達海に、椿は表情を崩し、いろいろな人からメッセージが来たことを語ります。そして、「ほんと恥ずかしい真似は出来ないですよね。これだけの人に支えられていると思うと」と嬉しそうにいうのでした。ふうん、と言ってその様子を見つめる達海。姉だけは周りなんて気にせずに自分のことだけ考えなさいって言ってくれましたけど、と言う椿。

だからっていうわけじゃないですけど、と椿は言って、ちょっと気持ちを落ち着かせてくれる自分の時間を作りたくてボールを蹴りにきた、と言うのでした。

達海は、なかなかいいこというじゃんお前の姉ちゃん、と言って、テキトーに流しときゃいいんだよ周りの声なんて、と言うのでした。驚く椿に達海はいいます。お前は勝負の世界に生きてんだよ椿。すべてはここ、ピッチでの結果。それだけだよ、椿。と達海は言うのでした。

だったら楽しんでこい。すげえ楽しいと思うけどな。日本国籍のトッププレイヤーが同じチームに集まって、各国のトップ選手が集う代表と対戦する。そんなところへ行って上手くならないわけがねえだろ。帰って来るときにはお前、確実にひとつレベルが上がっているはずだよ。そういわれて椿は、『ありがとうございます!監督が俺みたいのを試合で使ってくれてたおかげっす!」と言うのでした。

翌日、新潟のホテル。椿が同じ車でやってきたのは、東京ヴィクトリーの秋森と城西のようです。ホテルにつくと待ち構えていたのは大阪勢。そしてU-22で闘った仲間たちもいました。そして親友で最大のライバル・窪田もいました。(この二人が親友、と書くと何か可笑しいのですが、チキンと変人でも親友は親友ですね)椿と二人で、「頑張ろうね」と誓い合うのでした。

場面は変わって遠くどこかの国。「日本代表の顔」と自分でいう「ハナモリ」と言う男が、親善試合のために帰国する、と言う話をしています。さてこの選手はどういう選手なのか、楽しみです。

そう、「前夜の緊張」と言うのは誰にでもありますよね。そのときに、「これは自分を大きくのばせるチャンスだ」と思えるかどうか。そういうことが大事なんだな、と改めて思ったストーリーでした。

でも椿、強くなってますね。^^