ONE PIECE ワンピース 17THシーズン ドレスローザ編 piece.8 [Blu-ray]
エイベックス・ピクチャーズ


TVアニメ『One Piece』第673回「破裂(パンク)人間グラディウス大爆発!」を見ました!

もう15年も続いているロングランアニメ、『One Piece』。原作の少年ジャンプでは現在77巻相当のところを進行中ですが、アニメの方は原作では74巻の大詰めのところまで来ています。

ここ数回のアニメの展開は、原作とはいろいろ印象が違うところが多いです。いま原作を確認出来ないので違うところがあるかもしれませんが、とりあえず記憶の限りで比較しながら書いてみようと思います。

ところで、今日8日発売の少年ジャンプ2号には、『One Piece』が掲載されていませんでした。私は知らずに買ってしまってから掲載されていないのに気づいてしまったと思ったのですが、まとめサイトを見ると少し前からその話題が出ていて、集英社の少年ジャンプのサイトにも予告せずに休載になったお詫びが掲載されていました。よく確かめてから買えば良かったなとまた思ったのですが、忙しいとそういうことで失敗してしまうことはありますね。実は次号予告のところに「One Piece」が出ていなかったので、目ざとい人は気づいていたようですが、失敗しました。まとめサイトなどを、出版側の方々がどのように考えているのかはよくわかりませんが、読む側に取ってはいろいろと有益な情報はあるのですよね。

印象に残ったことを先に3つあげておくと、ひとつ目はトラファルガー・ローの声が神谷浩史さんだったこと。私はこの人の声は『進撃の巨人』のリヴァイ役で初めて聞いたのですが、やはりローと同じようにクールでありながら情熱を秘めたタフな二枚目の役で、売れっ子である理由が改めてわかった気がしました。サボの声の古谷徹さん(中学生の時の1968年に「巨人の星」で星飛雄馬の声を担当した方ですね)も凄いと思いますが、神谷さんは勢いがある感じです。

2つ目は、原作ではロビンがシュガーに人形にされてしまった経緯がよくわからなかったのですが、アニメではハナハナの実の能力でトレーボルとシュガーを羽交い締めにし、シュガーに極辛グレープを食べさせる作戦をレオに実行させようとして、そのロビンの分身の腕にシュガーがタッチすることによって人形にされてしまう、と言う経緯でした。なるほどと腑に落ちて、上手く工夫されているな、と思いました。

3つ目は、トンタッタ族と「おもちゃの兵隊」=「シュガーに人形にされた最強の拳闘士でレベッカの父・キュロス」との関係です。兵隊はトンタッタ族に導かれてドフラミンゴの元へ行きますが、その途中で多くの犠牲を出します。そのとき、レオやカブなどトンタッタ族たちが、「私たちの隊長(おもちゃの兵隊)には、すべてをかける価値がある!」と言うのですね。この言葉は、私の中では76巻相当の連載中に、ロビンがバルトロメオに向かってルフィのことを、「私たちの船長には、命をかける価値がある!」と言った言葉を思い出しました。このあたり、私が忘れているだけかもしれないのですが、強く印象に残りました。

この辺り、場面も多いし戦闘の行われている場所も何カ所かあって、原作のときはなかなか展開がわかりにくいなと思ったところでもあるのですが、アニメで見ていると割合整理されてわかりやすくなっているように思いました。その分ちょっとニュアンスが変わってしまったかな、と言う気もしなくはないのですけどね。

さて、ここに来てすべての期待、すべてのことの成否がウソップにかかっているという事態になってきました。ウソップはここでは、常に逃げ出そうとする腰の引けたキャラとして描かれているのですが、ドレスローザに来るまでそんなに勇気が足りない感じでもなかったので、ちょっとそこのところは違和感がある気がします。

ただ、物語の展開上、すべての責任を背負って決死の覚悟で臨むと奇跡が起こる、と言う展開に一番ふさわしいのはウソップで、まあ原作を読んでいるので、アニメでそのへんがどう展開するのはとても楽しみでならないわけです。

来週になるかその次になるか、その展開を楽しみにして待っています!