BRUTUS (ブルータス) 2014年 12/1号 [雑誌]
マガジンハウス


上野の森美術館で開催中の『進撃の巨人展』を見に行きました!

この秋から『進撃の巨人』関係の映画や催しがいくつかありますが、11月30日日曜日は『進撃の巨人 劇場版 前編』を見に行き、12月1日月曜日に『進撃の巨人展』を見に行きました。

『劇場版』はTVアニメの総集編、という色合いが濃いものでしたが、『進撃の巨人展』は基本的にマンガ原作版の原画展、という色合いの強いものでした。

池袋のジュンク堂など、書店などで複製原画展というのはときどき開催されていますが、今回は諫山創さんが実際に執筆した原画そのもので、原稿によってはミカサの頭のベタ塗りが途中で色が変わっている(違う墨ないしインクを使ったのでしょうか)ものがあったり(印刷では全く真っ黒に見えます)、エレンの目に使われたホワイト(修正液))が油絵の具のように山盛りになっていたり、本物の原画ならではの迫力がありました。もちろん、細かい筆跡なども迫力があり、見ていて楽しいものでした。

入場のシステムは、10時、12時、2時のそれぞれの時刻から入場可になるチケットを販売していて、それでも当の時刻には相当の長蛇の列になっていましたが、私は12時入場の当日券(2000円、予約だと1900円)を1時過ぎに買ったら、すぐに入場出来ました。(12時入場の回では1時半頃までに入場するように言われました)館内に入ると一定の人数が集まるまで待ち、最初に案内された部屋で大きなスクリーンに巨大な巨人たちの迫力ある映像が映されて、若い女性や子供たちが大騒ぎをしていました。確かに「進撃の巨人」というものにもし始めて触れる人が見たなら、かなり来るかもしれないな、とは思いましたが。

原画自体はだいたい、1巻から3巻くらいのものが多かったように思います。「女型の巨人」戦やアニが巨人化する場面の直前とかもありましたから、すでにアニメ化されているところまで、と考えればいいかと思います。混雑していましたし明かりも雰囲気を出すために落とされていたので、あまりじっくりと見るという感じではありませんでしたが、見慣れたいろいろなページが実際に描かれた原画を見るというのは、感慨がありますね。

原画以外の見物と言えば最初の部屋の映像もそうですが、後は『巨大樹の森』の中で立体機動装置でびゅんびゅん飛び回っている映像がリアルに再現されていたコーナーがあり、そこが私は好きでした。後は実物大に再現された超大型巨人の首。これは「BRUTUS」で諫山さんが実際に製作中のものを見た記事がありましたが、なかなかリアルに再現されていたと思います。(BLUTUSでは巨人展全体の制作現場レポートも掲載されていました)


それから、『ミカサのマフラー』『エレンの立体機動装置』『リヴァイのブレード』『サシャの芋』などが実際に展示されていて、手で触ることが出来たのも良かったです。(今思い出してみたら、サシャの芋は触り損ねました・笑)

私は借りませんでしたが、音声ガイドはハンジの声で行われているそうです。

最後に「購買部」というかたちでグッズ販売が行われていたのですが、これはあらかじめ入場の際に配られた購入表に必要個数を書いてレジに出すというものでしたが、これが長蛇の列で驚きました。また、ブログに書くのに使おうと思って図録を買おうと思ったのですが、図録に関しては実際に届くのは3月になるということでした。私は図録と、クリアフォルダの2枚セットを買いました。図録はお金を払うと予約コードが書かれた注文票だけ渡されて、インターネットでムービングと言うお買い物サイトに住所などを入力して登録し、予約コードを入力して注文するという仕組みになっていました。

美術館の外に、「360度体感シアター「哮」」というのがあり、これは別料金(巨人展の半券が必要)で600円で見ることが出来るのですが、1時間待ちだったので今回は見送りました。

外に出たのは2時を過ぎていましたが、2時の回の入場者の列が長蛇になっていて、雨の中を西郷さんの銅像の方まで延々と続いていたようでした。比較的空いている月曜日ですらこうですから、午前中とか終わる間際の時間を狙った方が比較的スムースに入場出来るかもしれませんね。

お客さんは若い女性と家族連れが多く、月曜なのに子供も結構いたように思います。それだけ進撃の巨人、凄い人気なんだなと思いました。

また機会があったら「哮」にも行きたいと思いますし、3月になったら図録も届きますので、また改めて感想を書きたいと思います。