Dモーニング25号で田島列島さんの『子供はわかってあげない』11話「うわさのしんそう」を読みました!

前回、本当のお父さん(新興宗教の教祖で、超能力を教えている)に「人の心を読む」術を習ってお父さんが本当に教団のお金を持ち逃げしたのかどうかを探り出そうとした朔田さんですが、やはり挫折しました。(笑)

で、結局最終手段、「正直に正面突破」に切り替えます。仁子ちゃんと買い物に出かけたついでにリーサルウェポン=お酒を買って来て、お父さんに飲ませて口が軽くなったところで聞き出そう、という作戦なのでした。

しかしお父さんに「お酒を飲んで意識を飛ぶようなことを避ける」ためにお酒は飲まない、と言われてもろくも作戦失敗。「超能力者が意識失って目が覚めたら町一つ消し飛んでたみたいな話よく聞くもんね」とアニメの世界と現実をごっちゃにした発言が可笑しいです。

でもちょっとだけお酒を飲ませて、卵焼きも食べて、「美波料理上手だな」と言われて、朔田さんは決意して、「き・・・訊きたいことがあります」と切り出します。そしてすごく勇気を出した顔をして、「教団のお金を持ち逃げしましたか…?」と質問したのでした。

「僕が…やったことになってるんだな…」と言ったお父さんは、何で美波が、と言いかけて、ああ、あの探偵さんか、と納得します。探偵さんとは門司くんのお兄さんの明ちゃん。そういえば最近門司くんでてないなあ。

「誰にもいわないか」と言って話し始めたお父さん。「お金を盗ったのは僕じゃない。教団にお金欲しい子がいてね。僕そーいうの見えるから…悪い子じゃないんだ。なんとかしてやりたくて。その子がお金を隠したと同時にぼく教団をでたんだ。うまくすれば僕が持ち逃げしたことになる」と真相を話したお父さんでした。

朔田さんはフーッと安心します。朔田さんのTシャツには「SPRING OF ERIMO」と書いてあります。

後片付けをして「ちょっとでてくんね」と言って出かけようとする朔田さんに、「どこ行くんだ?」と訊くお父さん。「女子には急に買い物が必要になるときがあるんだ。男子はすっこんでろ!」と良くわからない機転を利かす朔田さんに、お父さんは「あっハイ…スミマセン…」としかいえません。これもある意味最終兵器ですが。(笑)

ほっとした朔田さんは海辺の道を歩いて「ジムショ」というお店の店先の公衆電話から明ちゃんの携帯にかけました。明ちゃんは「こっちは一人嘘つきっぽい人見つけたわよ」と答えます。その背後に張られたチラシが「空店舗 田島不動産 電話00-0000」と書いてあってこういうくすぐりがいいなと思います。お父さんは真犯人は分かってるんだけど、自分が盗ったことにしてほしいみたいだ、その人がひどい目に遭うから、とお父さんの言葉を伝えます。ありがとう美波ちゃん、という明ちゃんでしたが電話を切ったら「なんじゃそりゃあ!」と叫ぶのでした。

朔田さん、もう一泊しようとお母さんに電話をかけて、ミヤちゃんが悩んでるから相談してあげたいから泊まる、と伝えます。でもミヤちゃんは心配して朔田さんちに電話をして、「美波今日はミヤちゃんちに泊まるって言ってたけど」と言われて「あのアマー!」っと思いますが、「私のせいで実のお父さんに会いに行ってるのバレたらどうしよう」と本当に悩んでしまいました。ミヤちゃんいい奴です。

今週も面白かったです!