「極黒のブリュンヒルデ」Blu-ray BOX I/バップ

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予告より1時間ほど遅れてしまい、失礼しました!

アニメ『極黒のブリュンヒルデ』第4回「失われた記憶」を見ました!

ちょうど一週間遅れになってしまいましたが、「極黒のブリュンヒルデ」第4回を見ました。

工場に忍び込んで鎮死剤を持ち去ろうとしていた村上良太と黒羽寧子。しかしその前に立ちはだかったのはAAクラスの魔女・沙織でした。沙織の前に寧子がやられてしまったその時、良太は背後から沙織の心臓を刺します。そして、「時間を巻き戻せ!」と叫んだのです。

工場に出かける前、佳奈が沙織の特殊能力として、「一分だけ時間を巻き戻せる」と言ったのを思い出し、良太は沙織が時間を巻き戻さざるを得ない状況を作り出したのです。しかし良太は一瞬で沙織に殺されてしまいました。

沙織は時間を巻き戻すかどうか迷います。時間を巻き戻す魔法は魔力を使いすぎるのです。しかし結局死なないためには巻き戻すしかない。沙織はそれを選択します。

時間が巻き戻ると、寧子と良太はまだ生きています。沙織と対峙した寧子は沙織がハングアップしたのに気づきます。沙織は魔力を使いすぎたのです。良太に捕まえられた沙織ですが、もう私は終わりだと言います。一緒に逃げようと言う寧子に沙織は、自分のハーネストには位置情報を発信するビーコンがついていて、工場を出た時点ですぐに遠隔操作でリジェクトされる、といいます。良太がビーコンが外れるかどうか試そうとすると突如ビーコンが飛び、ハーネストのリジェクトボタンが押されていて、沙織は身体が溶けてしまいます。

あまりのことに呆然とする二人。そして沙織のハーネストに緑色の奇妙な生物が近寄り、ハーネストに戻ろうとします。そしてたくさんの目がついて巨大な口を持つ醜悪な姿を見せ、良太は思わず踏み潰してしまいます。自分のハーネストを触って呆然とする寧子でしたが、良太はハーネストとはつながれたという意味ではなく、Her nest、「彼女の巣」という意味なのだと気づくのでした。

鎮死剤を二箱持ち帰ることに成功した良太と寧子。天文台に帰ると、そこには佳奈だけでなく、カズミも来ていました。良太は工場でのことを思い出します。時間が巻き戻る前、本当は寧子も自分も死んでいたのだろうと。だから佳奈の予言は当たったのです。時間が巻き戻されたから自分たちは生きているのだと。しかし代わりに、寧子の胸のほくろを見た記憶が失われたのでした。だから死んでしまった良太は寧子が「クロネコ」だったことに気づいていたのですが、今生きている良太はそれを知らないのでした。

これはとてもよく出来た「時間巻き戻し」の利用だなあと思いました。予言は外れてない、気づいたはずのほくろに気づけてない。これはなるほどと思いました。

寧子は、望みどおり学校の旅行で海に行くことが出来、その後も学校に通ってあっという間に授業内容もこなせるようになります。良太は寧子を天文部に入部させ、天文台にいられるようにします。良太を信頼するようになった寧子は、研究所を脱出すると木に持ってきた二つのものを良太に渡します。一つは何かの端末、そしてもう一つは「宇宙人の受精卵」と呼ばれるものでした。

天文台にカズミが居候してきて、良太が文句を付けると次の日カズミが転校してきます。入浴シーンなどのサービスシーンもありました。カズミはドイツ語も話せるハーフで、オーストリアから転校してきたという設定になっているのです。この設定は、やはり『新世紀エヴァンゲリオン』の惣流アスカ・ラングレーを思い出さずにはいられないですね。そういわれて考えてみると、寧子と佳奈を足して2で割ると綾波レイに…ならないか。(笑)

研究所の幹部・九(いちじく)はほかの幹部連に呼び出され、魔女の逃走、工場での失態、計画の振興について詰問されます。そして再びAAクラスの魔女を派遣したと言います。その時、天文部の部室をノックする音がします。入ってきたのはやはり転校生で、鷹鳥小鳥と言う生徒でした。小鳥のうなじには、ハーネストがあるのでした。

このアニメもここに来て、面白くなってきました。やはりトリックがかちっと決まると、こういうストーリーは一気に面白くなりますね。キャラクター的には「エヴァ以来の伝統」をやはりこの作品も曵いているなあとは思うのですが、天文部がどんどんハーレム化して行く筋書きに、理系男子の何かの怨念があるような気がしたのは私だけでしょうか。(笑)

次回も楽しみにしたいと思います!