監督不行届 (Feelコミックス)/祥伝社

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テレビ東京の『あにむす!』の中で放送されているフラッシュアニメ、『監督不行届』第3回を見ました。この回は安野モヨコさんの原作では第4回に当たります。

結婚して同居することになったロンパース(安野さん)とカントク君(庵野さん)でしたが、ロンパースの家に同居することになったようです。

そうなると、カントクくんの荷物が運び込まれるわけですが、それがアニメDVDやLDの山、仮面ライダーのフィギュアに食玩といったおたくグッズばかり。このままではせっかくおしゃれにしたリビングが台無しになってしまうと危機感を覚えます。

ロンパースはDVDのタイトルが見えているのが嫌だといいますが、カントクくんは好きなものに囲まれて暮らしていたい!と叫びます。

まあそれは両立する分けないので、ロンパースは空いている部屋をカントクの自由に使っていい、ということにして手を打ちます。しかしそこにはスマーティ(かまぼこ型の簡易サウナ)が!ほかにおくところがなく、ロンパースはカントクくんに『おいといていい?』とおそるおそるいいますが、カントクくんは「いいよー」と即答です。インテリアに興味がないので、全然オKなのでした。この時ばかりはインテリアに興味がなくてよかった、というお話です。

これは笑ってしまいますが、でも多分世の中のおたくの夫を持った奥さんはみんな感じる問題なんだろうなあーと思います。骨董にしろなんにしろ、昔から夫のそういう収集性を持った趣味は奥さんに嫌がられるのが相場ですが、何しろ相手は日本のおたく四天王(笑)ですからハンパではない、というわけでした。

こういうのは笑い事のように見えますが、ある意味人間の幸福観に関わってくる重要なことなんですよね。

何の気ないエピソードですが、二人の関係が垣間見えて、面白いなと思いました。