Comic ZERO-SUM (コミック ゼロサム) 2014年 05月号/一迅社

¥680
Amazon.co.jp

おがきちかさんの『Landreaall』第132話を読みました!

『コミックゼロサム』5月号におがきちかさんの『ランドリオール』第132話が掲載されています。

このストーリーも連載10年を越えて、大河ドラマ化してきました。現在のストーリーは、消えたプリンセス・リルアーナの謎を追って主人公DXの父・リゲインと母・ファレルが王女が住んでいたクレッサールの地にやってきたのですが、亡き王女の娘・ユージェニを擁した玉階(王位継承審議を行う役職)クエンティンの策略に引っかかり、捕えられてしまったところから話が始まっています。

そうとは知らずに行方不明の父を捜そうと秘密裏にクレッサールを訪れたDXなのですが、次期王ファラオン卿は王妃になるメイアンディアをDXの手伝いとしてついて行かせます。またDXの妹イオンはメイアンディアの侍女に変装してDXに気づかれないように行動を共にします。

クレッサールに入ってDXたちは自分たちの兄弟と同様に育ったニンジャの六甲(リゲインについてクレッサールへ来たのですが、リゲインたちが襲われたときに脱出しました)を助けてくれたクレッサール人・灰撒部族のバハルたちの道案内で、手がかりをつかみながら両親を探して行きます。

131話では救出した曲鳴部族の若い呪術師を送り届けることと、リルアーナに仕えた侍女とおぼしき人物がいるらしいユーサハン鎮守に向かうことになりますが、その途時にリゲインたちを襲ったらしき盗賊たちに襲われます。

132話ではまず王都フォーメリーでの政情不安が語られたあと、DXたちを襲った盗賊たちが、突然現れたクエンティンに追い払われます。クエンティンはリゲインたちに同行していた六甲を「息子」と呼んだファレルの言葉に、DXが同行していたものと勘違いし、探しにきていたのです。

DXたちはクエンティンが理解している話の筋にあわせます。メイアンディアは、将軍夫妻(リゲインたち)の失踪を調べるために大老に派遣されてやってきた、とクエンティンの前に姿を表します。王妃になる人が突然現れたことにクエンティンは驚きますが、あくまでも礼儀正しく二人を「招き」ます。

メイアンディアは別れる前に六甲を五十四さん(女ニンジャ)のすがたに変えさせ、ユーサハン鎮守で侍女らしき人を探すように言います。

敵地に乗り込むDXとメイアンディア、侍女に化けたイオンですが、おそらくは「力」を使い続けているメイアンディアが、クエンティンの馬車の中で倒れてしまいます。

長期連載の話は、話の筋が入り組んでいるところがありますので、いつも整理しながら読まないと連載を読んでいるだけではストーリーを見失ってしまいがちで、単行本が出たときに一気読みしてようやくストーリーを理解する、と言うことがよくありますが、「ランドリオール」もいつも整理しながら読んでいます。

私はメイアンディアと言うキャラクターが好きなので、クレッサール編になってからほとんど出突っ張りなのが嬉しいのですが、きっと疲れただろうと(笑)思っていて、今回のラストで倒れたのはなんだか「やっぱり疲れてたんだよなあ」と思ってしまいました。勝ち気で能力があるのだけど、やはりお姫さまなんだなあと。本人がお姫様と呼ばれることをなぜか嫌がってるのも、よけいお姫さまな感じがします。

単行本24巻の発売も6月に決まったそうで、今回は収録回とはあまりずれずに読めると言うことになりそうです。

リゲインたち、クエンティンとユージェニ、DXたちのストーリーは合流しそうですが、六甲たちがまたサブストーリーになって展開して行くようになりそうです。大河ドラマはどこまで続くのか、DXが王様になるところまでは続いてほしいなと思うのですが、この先も楽しみにしています。