週刊漫画Timesの4/11号に、安堂維子里『水の箱庭』番外編が掲載されました。

今回はどこか東南アジアの国。ジャングルの奥地を流れる川のそばに、養魚場と釣り船屋をかねた施設があり、そこに放浪の日本人が幻のスネークヘッド(魚)のチャンナ・アンフィビウスを探しにやってきます。チャンナ・アンフィビウスはエメラルドグリーンに輝く体に炎の色のヒレを持っている、状態のいい個体だと100万円を超える値段がつく魚なのだそうです。

そこで働く少年ナームはその日本人のために舟を出してやり、その少年の知識ではとてもつれそうにない場所で魚をどんどん釣って行きます。その日本人は河の水を見てどの水がその魚が好きそうなのかを見ることが出来るのです。そしてついに彼はチャンナ・アンフィビウスをつり上げるのです。

話の流れから行って、この日本人は主人公・水紀のお兄さんだと思いますし、また少年の名前・ナームが水を意味すると作中で言っていることから、ナームが水と言う意味になるのはタイ語なので、おそらく舞台はタイなのだと思います。

こんな地域に淡水魚を扱うこんな組織だった施設があると言うのも驚きましたし、また洪水で決壊することによってほかの河の水が流れ込むと言うことがあったりすると言うのも面白いなと思いました。またそういうことを見抜く力があると言う設定のキャラクターもすごく面白いと思いましたし、今後の展開が楽しみになりました。

そしてちょっと検索していて見つけたのですが、この東京サンマリンという取材協力に名前が出ているお店はこちらだそうです。江戸川区の篠崎にあるんですね。

『水の箱庭』次回掲載は7月18日発売号。ちょっと間が空くのは残念ですが、巻頭カラーだそうですので、楽しみに待ちたいと思います。

下は安堂維子里さんの作品です。

Silent Blue (Feelコミックス)/祥伝社

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