草子ブックガイド(3) (モーニングKC)/講談社
¥740
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コミックスの表紙で、とても素敵な発見があったので、ご報告したいと思います。


最近のコミックスの単行本は、カバーは普通なのに、その下の本体の表紙の方にいろいろ工夫があることが多いですよね。


『ランドリオール』などでは主人公の寮の部屋とか、細かい設定について改めて詳しい情報を載せていたり、本文では書ききれないことを掲載するのに使っている例をよく見かけますし、『デラシネマ』などでは本文のおまけの4コマ漫画何本かの、続きが本体の表紙に描かれていたりしました。


そういう情報補完系の使い方もいいのですが、玉川重機さんの『草子ブックガイド』では、もっと素敵な使い方がされていました!






不思議な色居合の表紙だなと今まで思っていたのですが、実は、下の写真を見ていただけば分かるように、本体の表紙がカラーだけ塗ってあって、カバーがトレーシングペーパーのような透き通る紙で、下の色が透けて見えることで色がついているように見えていたのでした!





こういう工夫は、他の本でもあることだと思いますが、気がつくとすごく得をした、幸せな気分になりますね。


今回はマンガの内容ではありませんでしたが、コミックスは装丁でも楽しめるということを、書かせていただきました!