GIANT KILLING(30) (モーニングKC)/講談社

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モーニング連載中の『Gaint Killing』。連載321回です。まだシーズン後半ですが。(笑)

対名古屋2回戦、圧倒的に不利な状況の中、王子と椿が話し合い、トライして行きます。王子が珍しく、ドリブルで敵陣を突破、シュートを放ちます。しかし敵キーパーにはじかれ、万事休す…かと思いきや、そこに詰めていた夏木が2点目をヘッドでたたき込みます。

退場者を出して一人少ない、この不利な状況の中で、ETUは2点差を追いつきました。これは「チームが変わった」ことの何よりの証だと言えるでしょう。

しかしまだ残り時間は10分。油断はできません。

今日の話の白眉は、チキンだった椿が王子に意見をし、その意見を王子も受け入れた、というところだったでしょう。「バッキー君をぼくの飼い犬から世話係へと昇進させてあげよう」というわけです。そうしたら椿はいきなり、「じゃあ早速、走ってください王子!」ということになって、椿のパスを受けた王子がドリブル突破する、ということになったわけです。ジーノ(王子)は(世話係にしただけなのにいきなり酷い扱いだな)と愚痴りますが、でも見事なシュートを見せます。でもはじかれ、そのゴールを最終的に決めたのはいつもジーノのプレッシャーに負けていた夏木でした。

ここでチームが、一段階ステップアップした感がありました!

最近のストーリーは作者も苦しんでいる感じがありましたが、チームが見事にかみ合ってくる、その状態が凄く良く現れていると思います。

来週の展開も楽しみです!