週刊漫画Timesに『かわうその自転車屋さん』第5話が掲載されました!

こやまけいこ『かわうその自転車屋さん』、今回もメッセンジャーの話の続き。メッセンジャーはツシマヤマネコの対馬くんです。山の上の自転車屋さん、ストラーデビアンケで原稿をあげたマンガ家のキツネザルさんの原稿を預かって雨の中を出発しようとした対馬くんでしたが、やってきたバクさんに「電車止まってるし道路も通行止めだよ」と言われます。

そこでかわうそ店長、旧道のくるみ峠を越えるルートを使えば電車が動いている駅まで行ける、と言って、みずから自転車用トレーラーを対馬くんの自転車に括り付けて、道案内を買って出ます。羊のヨーコちゃんによれば、「トレーラーを自慢したかっただけかも・・・」とのことですが。(笑)

きつい上り坂のくるみ峠を越えるルートを、着実に踏んで行く対馬くん。店長は「メッセンジャーの脚力って凄いなー」というと、「毎日100キロ以上走ってますから」と答えます。

対馬くんの話によると、メッセンジャーが始まったのはニューヨークで、映画のフィルム間を運ぶ仕事だったのだそうです。だからマンガの原稿のような、みんなを楽しませるものを運べるっていいな、と思っているのだそうです。

峠に達するとかわうそ店長は、かわうその本領を発揮(笑)し、くるみ川をお椀の船のようにしてトレーラーで下って行きます。(笑)このアイデアはいいなあ。まるで一寸法師です。対馬くんは無事動いている電車に乗れて、原稿は間に合ったそうです。

いつも明るくて、楽しい話で、自転車が大好きなのがよくわかって、この作品はいつもとてもいいなあと思いました!