TVアニメーション 進撃の巨人 原画集 第1巻 [#1~#3・PV・ED収録] (ぽにきゃんB.../ポニーキャニオン
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今日は、なんとなくアニメ『進撃の巨人』の原画集第1巻をもう一度見ていました。


前にも書きましたが、私はこの原画集が去年の8月に出たときに買いました。ただその時には原画集というものがどういうものかよくわかっていなくて、着彩されたページが思ったよりずっと少なかったのでちょっと肩透かしを食らった感がありました。ほとんどの絵が色鉛筆で書かれた輪郭画なのです。つまり私は、それまでアニメの原画というものがどういうものなのかをよく知らなかったということなのですが。


その時はちょっとそういう気分で見ていたので少しがっかり感があってあまりよく味わえなかったのですが、今日そういうものだということを十分踏まえてみてみると、原画の一枚一枚が本当に凄いということがよくわかりました。アニメーションというものがどういうやってつくるものなのかもだいぶ理解できて来たし、この着彩前の登場人物の輪郭を描いた線画がいかに致命的な重要性を持っているかというのも理解できて、本当に凄い作品だったのだということを改めて認識しました。


そう思いながら今日は楽しく読み返していたので、欄外に書いてあるコメントもとても楽しめました。

第1話を見たときは、「超大型巨人」に壁を破壊される前のシガンシナ区の日常風景の描写がすごく印象的だったのですが、荒木監督がそれについて、「自分が想定した以上に人間の生活感が出て、「すげえ、名作劇場みたいだ」と思った覚えがあります」と書いていて、監督がそう思うくらいだから見る方はなおさら思うよなあと思って可笑しかったです。


ただ残念ながら、この原画集に収録されているのは巨人を描いたものやアクション場面などが中心で、そういう日常風景みたいなものはほとんど収録されていませんが・・・


でも本当に、そういうところまで多くの人が惜しげもなく情熱をつぎ込んだ作品だったのだと改めて思います。そういうものを見られたということは、やはり幸福なことだなと思います。