アニメージュ 2014年 01月号 [雑誌]/徳間書店
¥820
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先月発売された雑誌ですが、『アニメージュ』の1月号に『進撃の巨人』について、別冊マガジンで諫山創さんの担当編集者である川窪慎太郎さんのインタビューが掲載されていました。この号はもともとスタジオジブリの新作『かぐや姫の物語』の特集ということで買ったのですが、そちらはページ数が少し少なくて、ちょっと物足りなかったのです。でも川窪さんのインタビューを読めて、とても得をした気がしました。(笑)


ついでですが、スタジオジブリの作品についてははてなブログの方で『私のジブリ・ノート』 というブログをやってます。まだエントリが少ないのですが、これから増やしていこうと思っています。


川窪さんのインタビューでは、アニメ終了後の諫山さんの様子、アニメ制作時の諫山さんと荒木監督の関係、連載しているときにその回その回にただ面白いだけでなく「テーマ」を明確に提示するように注意していること、諫山さんも最初はインタビューを受けるのが上手くなかったが最近ではむしろうまいと言われるようになったことなど、初めて読む内容もいろいろあって、買ってよかったと思いました。


特に、インタビューが上手くなって言語化力が高まっていることが作品にも反映してきていて、もともと言葉のセンスが良かったのだけどその言葉を整理してスマートに表現できるようになっているというのは、すごくうなずける話だと思いました。


諫山さんのインタビューは年に何回もあちこちで掲載されているのですが、そのたびに全部読みたくなります。それは、諫山さんがインタビューごとに毎回違う内容を話したり、以前言っていたことがさらに深くなったりしているからで、毎回読むたびにすごくスリリングな感じがするからなのですね。そこに諫山さん自身のリアルに成長を感じるし、明かされていなかったけれどもそんな深いところまで考えていたのか!と驚いたり、本当に目を離せない感じなのです。


さらにどきどきするのは、川窪さんのインタビューの締めが「ぼく自身が連載前から「ここが一番の衝撃なんじゃないかな」と思っていることは、まだ連載でも描かれてない」といっていることなんですね!また頭をがんと殴られた感じです。


これだけ衝撃的な展開が続いているのに、まだまだあるのか!やられた!と思いました。全くこれからも目が離せません。 本当に、もう単行本もこれだけ出ているのにさらに期待が深まっていくところが、『進撃の巨人』の凄さだと思いました。


ちなみに『アニメージュ』の2月号(1月10日発売)はまた『進撃の巨人』が特集です!

✳︎追記です!「アニメージュ」2月号は表紙がリヴァイですが、「進撃の巨人」の特集というわけではなかったようです!すみませんでした!ご注意下さい!