1/14と1/25にグレートコメットを見てきました!
B席がなくて、なんで??と思ってたのですが、小ささ&近さに納得!
舞台上に客席を作る関係で舞台が手前までどーーーんと競り出しているのもあるのかな。
後ろから3列目とか、2階席でもよく見えてテンションあがりました!
この舞台上の客席=コメットシートが凄く素敵!
客席なのに、セットの一部だから、テーブルがあって、イスがあって、ランプが置いてあって.........。
そして、大きな螺旋階段、頭上には優しく光を放つたくさんの照明たち。
ディズニーのブルーバイユに似てるかな?(笑)
開演前に普通の客席から舞台を眺めるだけで夢見心地でした。
グレコメ、実は何回原曲を聞いても、好きになれなくて、チケット手放したりしてたのですが、結論から言うと大好きに😍😍
ストーリーやキャラクターなどの予備知識を入れないで行ったこともあるのか、初見の感想は「で???」だったのですが、2回目を観たら色んなことがストーンと入ってきたのです。
そして、思いが溢れる溢れる.........。
まとめようと(数ヶ月)頑張ったけど、まとまらないほどでした😭笑
まず、いくちゃん!
彼女の歌は、ラジオではじめて聞いたときは、「音程通りだね」という感想だったのですが、聞く度にじわじわ好きになって、終わってからも思い出す度に好きになってます。
目がキラキラしてて...声がうっとりしてて...歌声ってうっとりするんだって思いました。
あの高い声が最初はあまり好きになれなかったのですが、あのライトと白い清潔な美しいドレスと歌詞と声が凄くマッチしててきれいでした。
ナターシャ本当にかわいかったです。
若さと可愛さを存分に享受して輝いていて......。
アイドルとしてのいくちゃんは好きだから、アイドルはアイドルとして推したいって思ってた(要は結構懐疑的だった)けど、
このナターシャはアイドルとしてのいくちゃんだからこそだなあと思いました。
みんな私が好きー!と信じて疑わないナターシャも、前の世は天使だったと信じて疑わないナターシャも、自分が善良だと信じて疑わないナターシャも.........アイドルとしてのピュアなイメージと重なって...。
あと、20歳?21歳?のいくちゃんだったのもよかったなあと。
少女を脱して、まさに女性になる年頃。
白いドレスからなだらかに続く肩の丸いフォルムがきれいでした。
それが霧矢さんの華奢な肩のラインと対称的で.........。
黒いドレスも、低めの張る声も、キャラクターも、何もかもナターシャと正反対で格好よくて...。
エレンに憧れる理由わかるなあと。
踊るエレンの後を急いで小走りでついていくナターシや、ソファで足を組んで見せるナターシャや、そっと腰を左右に揺らすナターシャから、エレンに憧れて、背一杯背伸びしてる気持ちが伝わってきて......。
それでも控えめで清潔でかわいくて.........。
とにかくかわいかった。
芳雄さんとの声の相性もバッチリでした。
一緒に観劇した人は小西さん(アナトール)との方が合うって言ってたけど、私は小西さんより芳雄さんって思った。
そして、小西さんとはそんなに合わないなあと。
まあ、最後結ばれない二人ですし(笑)←こじつけ
そして、少し前述しましたが、エレンを演じる霧矢さん!
かっこよかったなーー!
完全にときめきました(笑)
音月さんのときも感じましたが、元宝塚トップ男役さんの底力凄い!
切れのあるダンスと声と.........。
宝塚行ったら最後確実に沈む自信あります、沼に。
中性的な魅力のある方、大好きなので...。
charmingが好きすぎて頭のなかでループしてます(笑)
そして、小西さん!
アナトール格好よかったー!
「アナトールはホット!」と自分で歌っているのですが、歌詞通りナターシャにホットに迫るのです......。
そして、「近くで見てもハンサム 近くで見てもハンサム」と歌うナターシャのことば通り、演じる小西さんは背が高くてハンサムなのです。
2回繰り返したのウケたな。
私の席の近くにアナトールが来て歌うシーンがあり、舞台では絶賛芳雄ピエールが歌っていたのですが、どちらを見るか悩んだ挙げ句、アナトールをガン見しました。
格 好 よ す ぎ て !
(遠くの推しより近くのイケメン)
そしたら目があって←
3秒くらい見つめあってしまい←
ニヤけるのを堪えるのが大変だった!!と騒いだら、「そういう勘違いいいよね」と一緒に観劇した人に切られる(笑)(笑)
それくらい格好よかったのです。
お顔はもちろん、立ち振舞い、表情、そしてハスキーな声......堂々としてセクシーで素敵でした。
マイクを通さない声が聞こえたの興奮したーーー!
ナターシャがハマるのもわかる(笑)
そして、不倫がバレ、ピエールに激しく責められたときの挙動不審っぷりが.........最低のグズ野郎!素晴らしい!スパシーバ!
楽しみにしていたはいだしょうこさん!
とにかく美しくて「マリアは地味」って無理があるぅって思いました。
もちろん、控えめで少しおどおどした地味なマリアを素敵に演じていらしたのですが。
グレコメはマリアが観客の中から男性を選んで結婚相手として父親に紹介する場面があるのですが、そのアドリブが楽しみでした!
私が見た回では、恰幅のよい男性を立たせて「お父様どう?くまさんみたいでかわいいでしょ!」って言っていました。
めちゃくちゃ笑ったし、すごく好きになった(笑)
もう1回見たときのアドリブを忘れてしまったのですが「黄色(パーカー)じゃダメ?」「(メガネの男性を3人立たせて)メガネ三兄弟よ」などがあったそうです。
そして、千秋楽の日には「毎日いろんな方に求婚しましたが、結婚はしません!」とおっしゃったとか。
かわいすぎる。
曲はnatasha&bolkonskysが好きでした。
お互い反発しあうナターシャとマリアの心情を表現するのに?不協和音を使っているのです。
面白いなあと思ったし、そういう表現方法があるんだなと勉強になりました(何の?
マリアの父のボルコンスキー老公爵演じる武田真治さん!
「下着姿でイビる~」と、息子アンドレイの婚約者であるナターシャに絡むシーンが大好きでした。
原曲の「I never dress!」って言い回しが好きなのも理由のひとつ(笑)
婚約者の実家に行ったら下着姿のお父さんが出てきてイビられるとか嫌すぎるんだけど、武田真治さんが本当に生き生き歌っていて楽しかった!
武田真治さんは老公爵の息子のアンドレイと一人二役!なのですが、あまりの老人っぷりに見ているときは、同じ人だと気付かなかったほどでした!(笑)(笑
気付いたときびっくりした(笑)
駆け落ちに失敗したナターシャを受け入れられず、「過ちは赦されるべきだと言ったじゃないか」と詰るピエールに「俺が赦すとは言ってない」と言うシーンに凄く共感しました。
理想と現実を感じながら。
同時にもっと人に寛容になりたいという気持ちになりました。
ソーニャ!良い子!(登場人物紹介歌より)を演じる松原凛子さん!
ソーニャ、ほんとに良い子。
ソーニャはナターシャのいとこで親友で、ナターシャが駆け落ちしようとしたときに全力で止めようとするのですが、それがきっかけでナターシャに「嫌いよソーニャ」と言われ仲違いしてしまう......。
ありがちなお話だなあとは思うんですが、友だちが自分を大切にしていないと感じたとき、我が身を省みず力になろうとするソーニャが素敵なのと、松原凛子さんの表情や歌が素晴らしいのと......。
凄くじんわりきました。
Sonya alone は、友だちとの価値観のずれを年々感じていて、それを乗り越えられそうにない私の弱さに凄く響くナンバーでした。
ソーニャのようになりたい.........。
そしてピエール演じる芳雄さん!
ピエールはわりとずっと舞台の上やそこにある自室にいて、呑んだり読んだり一人遊びしたりしているのですが、気が付くと存在を忘れていて......冴えないピエールそのもの!
パーマダサいし、青いコーデュロイのジャケットはサイズがあってなくてよれよれだし、上が青なのにパンツは黄色いしだぼだぼだし、ほんとにダサい!(かわいい)
なのに、歌うと引き込まれて引き込まれて.........目が離せなくて.........胸がザワザワしました.........。
ピエールにの心情や行動は理解に苦しむことが本当に多くて......。
「人は人を愛するまで 魂のない人形」と歌う塵と灰には反発心さえ覚えたし、ナターシャに告白する意味も全然わかりませんでした(ナターシャ怖くないのかなとすら思った)
それは、私が人を愛したいと苦悩したこともなければ、恋愛至上主義が苦手というのもあるのかなと思っていたのですが、
実は(私が)ナターシャを好きになったら、色々と紐が解けました。
ナターシャ(いくちゃんの歌)が好きになって、自殺(未遂)をしたのは、恋に破れたからだけでなく、(皆から愛される)潔癖で...完璧でなくなった自分が許せなかったのかなというところに思い至ったら、
妻の不倫を嫌悪していたピエールがナターシャを愛してしまったのは、潔癖でない自分を許せないナターシャの脆さや正しくあろうとする心の美しさに触れたからなのかなというところにつながって。
そう考えると塵と灰も、どう生きるべきか、どう在るかの葛藤としてスッと入ってきて。
このミュージカルが大好きになりました😍💗
いつかまた再演されたらその時はもう少し通いたいなあ。
2回ともピエールの存在を忘れて一人遊びのシーンを見逃したので(笑)次こそは見届けたい←←
マトリューシカを並べているピエールもメレンゲボロボロこぼしているピエールも可愛かったからきっとツボにはまるにちがいない~~~(笑)