10/8と11/4にミュージカル「マリーアントワネット」を見てきました!


まさかの2回観劇\(^-^)/笑





10/8は、まりさん、昆ちゃん、古川さん、原田さんで


11/4は玲奈ちゃん、ソニン、万里生、佐藤さんで観劇しました。

キャストを変えて2回見るということをはじめてしたのですが、同じ役なのに全然違って面白かったです。 



私が愛してやまない花總まりさんのマリーはとにかくかわいい💕

一幕冒頭では少女らしい朗さ、無邪気さ、無知さを、表情とさらっとしたやわらかい歌いかたで表現していて素敵でした。

次のパーティーに着ていくドレスを選んでいるときに「これにするわ!」とはしゃぐまりーは、鈴が転がるような声という表現がぴったりでうっとりしました。

ルイにフランスの財政の厳しさを訴えられた後のシーンでは、苦渋の表情でネックレスの購入を断っていて、まだ無知な少女だけど、よい王妃になろうと勤める気持ちもあることが伝わってきて、よかったです。


一方、玲奈マリーは冒頭のパーティーシーンから大人びた表情。

無邪気にパーティーを楽しむまりマリーに対して、参列者と会話しているシーンでも何か駆け引きをしているような印象でした。

パンを求めて乱入してきた貧民マルグリットに「誰にものを言っているのかわかっているのかしら」というシーンでも、まりマリーは優しく諭す感じ。

玲奈マリーはあからさまではないものの嘲笑が滲んでいるようでした。


有名な「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」という台詞はここで使われているのですが、マリーではなくてパーティーの参列者が発するのですよね。

マリーの言動だけに拘わらず、こういうことの積み重ねが王族・貴族の象徴であるマリーへの憎しみに向かっていったんだなあということがよくわかるシーンでした。



パンを得て街に戻ってきたシーンをはじめとして、マルグリットの対比も面白かったです。

「なぜなのこれでいいの、早く気付いてよ。変えるのはあなた、あなたたちでしょ」と歌う場面。


(10年前に初演されたときのCDより。今回マリー役を演じている玲奈ちゃんがマルグリットを演じています。)

昆マルグリットはひたすら怒ってる感じの表情。

ソニンマルグリットはパリの現実に気が付かない貴族に対して悲しんでいるように見えました。

それが2幕で復讐の波が大きくなっていくと、ソニンマルグリットは怒りながらも口許は笑っていて、復讐に心血を注ぐことに喜びさえ感じているようでした。


マルグリットは複雑な役柄からか、一幕冒頭から声の深みも凄くて、深く響きのある歌声が好きな私としては、一幕はマルグリットに釘付けでした。

2人とも歌も芝居も本当に上手い役者さんなので圧倒されっぱなしでした。



そして、違いが最も大きく出たなあと思ったフェルセン(マリーの恋人←愛人なのですがプラトニックな愛を貫いているので恋人と呼ばせてください)は古川雄大さんと田代万里生さんが演じています。

物語はこのフェルセンの語りで進んでいきます。

マリーの死後から物語が始まるのですが、マリーについて淡々と語り進めていく古川フェルセン。

わりと全編通して、淡々と演じ歌っている印象で、マリーに対してもどこか一線を引いている感じ。


一方、万里生フェルセンは情熱的で溢れるマリーへの思いが抑えきれないという感じでした。

冒頭のPV(1分36秒)では「愛した人はただのあなた王妃ではない」と歌っているのですが、

マリーのことを語るシーンでは、目を瞑り天を仰いでいて、女性として崇めるように愛していたんだということが伝わってきました。

マリーに革命の恐ろしさを警告するシーンでは「大人になるんだマリー!!!」と怒りを爆発させて歌っていて、マリーのことを何とかして助けよう生かそうとするフェルセンの姿がありました。


その姿を見て、古川フェルセンは、ひたひたと静かにマリーへの愛を注ぎつつも、どこか諦めているというか運命を受け入れていて、残された時間でマリーにどう尽くすか考えているように感じました。

「愛した人はただのあなた王妃ではない」と歌いつつ、王妃としてしか生きられないマリーに忠実な愛を注いだ古川フェルセンと、ただひとりの女性としてマリーを崇めながらもどうにか導こう助けようとしている万里生フェルセン。


尊い……どちらも尊い(号泣)


正直、先に古川フェルセンを見たときは、本当にマリーのこと好きなの?くらいに思ったのですが、万里生フェルセンも見ることで、それぞれ違った愛の形に気がついたというか……


フェルセンとマルグリットの絡みもキャストで全然違って……(語りたい)

Wキャストをそれぞれ見ることのよさに気付いてしまった演目となりました。

みんな違ってみんないい~。



本当は組み合わせを変えてもっともっともーーーーっと見たいのですが、予算は有限(つらい現実)なので、これが今年の観劇おさめになりそうです。

つらすぎて、せめてもの思い出に、買わない主義を貫いてきたパンフをついに買いました(笑)

見ていると書きたいことが溢れてきて………………、思い止まらぬ(笑)(笑)


ついでにシークレットチャームも(笑)


マルグリットが出て大歓喜\(^-^)/\(^-^)/

マリーだとフェルセンとルイ(マリーの夫、めっちゃいいやつ←語りたい)も絶対欲しくなるので、ちょうどよかったです。



最後に今回のMAの歌唱披露を貼って終わります。


全部いい曲だし、この動画だけでも、それぞれのキャラの違いが出ているので、ぜひ見てください(愛が重たい)