二級品ブランドも中国に来れば高級品・・・?  | C株で稼ぐ

二級品ブランドも中国に来れば高級品・・・? 

ハイQ:


2011727日(水)に次が載っていた

Qさんの言う「世界の一流品よりも、世界の二流品」・・・って??

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4156回:考え方を変える時が来ました

・・・アメリカ式のショッピング・センターを歩くと、お金もかかっているし、設備も立派ですが、お客はほとんどいません。

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それがいきなりオリジナルの商品開発まで辿りつけないで、

「世界の一流品」よりも、

「世界の二流品」もしくは「世界の三流品」の方が

中国人に受け入れられる時代が来たということになると・・・・

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二級品ブランドも中国に来れば高級品・・・?

<メモ>

「人民網日本語版」

201184日:より一部、抜粋+編集

二級品ブランドも中国に来れば高級品 コーチ4割高

「米国にいた時は『コーチ』の皮革バッグが高級品なんて思ったこともない。米国内で『コーチ』は大衆向けの中級品。それが中国では随分高く売られている」と中国商務部研究院消費経済部の趙萍副主任。アメリカの皮革製品メーカー「コーチ」(Coach)のように本国(原稿では国外でしたが、日本でも高級品と思われていると思うので・・・)では二級品として扱われているブランドが、ひとたび中国市場に来るとぜいたく品へと一変している商品は決して珍しくない。中国のネットユーザーが挙げている「偽ぜいたく品」トップテンでは「コーチ」を筆頭に、ギャップ、リーバイスなどアメリカのブランドも多く並ぶ。これら中国国外では大衆向けとして扱われている商品が、どうして中国では高値で売ることができ、ぜいたく品となってしまうのだろうか?新京報が伝えた。

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▽米国と中国国内では40%も違う価格

北京の百貨店「新光天地」の1階に行ってみると、「コーチ」専門店の向かいにはフェンディやシャネルなどの高級ブランド専門店が並び、隣にはクリスチャン・ディオールの化粧品専門売り場がある。

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「店内のバッグは3割引できますが、これは今年の新作ですのでお安くできません」と「コーチ」の店員は10500(126000)と表示されているヘビ柄押し模様のハンドバッグを指して話す。しかし全く同じ商品が「コーチ」の英語版公式サイトでは中国国内より40%近くも安い1000ドル(77300)で売られている。

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「コーチ」の店員は「中国国内の専門店で売られている価格と同社の中国版公式サイトの表示価格は同じ」としている。実際に同サイトを見てみるとあるアリゲーターハンドバッグの表示価格は6950(84300)。それに対し英語版のサイトでは598ドル(46200)となっている。さらに赤の本革ケリー・バッグの価格は中国版公式サイトでは3800(45600)、英語版公式サイトでは298ドル(23000)で、価格の差は50%近くもある。

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「コーチ」の中国版公式サイトに紹介されている新作商品の中で、最も安いハンドバッグは3800(45600)。一方、英語版公式サイト上で最も安いハンドバッグ128ドル(1万円)。この程度の価格なら中国国内でも中級品に当たる。

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▽ネットユーザーの挙げる「偽ぜいたく品」トップテン

「コーチ」のように本国では二級品として扱われているブランドが、ひとたび中国市場に来るとぜいたく品へと一変している輸入ブランドは決して珍しくない。中国のネットユーザーが挙げている「偽ぜいたく品」トップテンでは「コーチ」を筆頭に、ギャップ、リーバイスなどのブランドが並んでいる。

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「中国で売られている輸入ブランドの多くは、海外ではそれほど高級な物ではない。しかし30-50ドル(200-320)も出せば買えるTシャツが、中国では何千元もしている。ギャップはそのいい例で、国外では20歳前後の若者をターゲットにした大衆品。国外の若者もそんなにお金を持っておらず、高級ブランドにはなりえない。それが中国に来ると高級ブランドとして扱われている」と趙副主任。

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「ギャップなどはアメリカでは大衆ブランド。中国で買うより50%くらい安いので、アメリカに来た中国人は必ずいくつか買って帰る」とニューヨークに住む中国人留学生は話す。

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▽値段が高い=ぜいたく品?

ではこれら中国国外で二級品として扱われているブランドが、どうして中国に来るとぜいたく品として売られ、当然のごとく多くの消費者に受け入れられているのだろうか?

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「中国国内の消費者は外国ブランドの事をよく知らないというのが現状。ブランドのクチコミ、位置づけに対する必要な知識に欠け、多くの人はただ流行を追っているにすぎない。このように必要な情報がないゆえに、国外の二級、三級のブランド品を名の知れたぜいたく品と間違って思い込んでいるのかもしれない」と対外経済貿易大学ぜいたく品研究センターの周ティン常務副主任(ティンはおんなへんに亭) は指摘。

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周氏は「為替レートの影響に加え、関税や輸送などにもコストがかかることが、海外のブランド商品が中国国内で外国より高い値段で売られる要素となっている。これらの要素が込められた価格を見た中国の消費者は自然と手の出ないぜいたく品と認識している」と分析。

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しかし同時に周氏は「これらのブランドが中国で高級ぜいたく品として普及しているのは、商品の質が高く、ブランドへのイメージ作りに各企業が成功してきたことに加え、各ブランドが商品を通して伝えているスピリットが一部の中国人消費者に受けているからということは否めない」とし「値段は高いが、品質も高いので、海外ブランドは中国市場で成功している」との考えを示した。

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そして「海外ブランドの本国と中国での立場に差はあるものの、ターゲットにしている消費者、消費者のニーズ、消費者行動特性などにも相違があるため、異なる市場がそれぞれ存在し、各ブランドが市場に合わせた販売戦略を採るのはいたって普通のこと」と締めくくった。