おどろきました!
そして、圧倒的な存在感!
お笑い芸人の視点から
世間の報道情報を切るという
ちょっと異色のワイドショー番組
「ワイドナショー」
これに、な、なんと!
ショパンコンクール2位の
反田恭平がゲスト出演しました!
ほんとに短い時間だったのですが、
ものすごい説得力ある話、
ひかえめな口ぶりからは想像できない存在感。
ショパンコンクールという世界で最も
苛酷で困難なコンペを勝ち抜いてきた人間というものは
こんなにもすごい人なのだ、ということを
見せつけてくれた時間でした。
もちろん番組の中で演奏も披露してくれました。
その曲名が
「マズルカOp.56-2」
え?
っと思ってしまいました。
いやいや、だってそうじゃないですか。
音楽番組というならまだしも、
ちょっと軽めのワイドショー番組ですよ。
私はてっきり聞き慣れた有名な曲を弾くものと思っていました。
マズルカって私はやはりポーランド人でないと
その真の良さはわからないと思い込んでいますので。
ところが、反田氏が弾くや
そのあまりにも迫力ある演奏に
ふだんならクラシックとはあまりなじみのなさそうな
出演者たちも完全に魅了されてました。
これがホンモノだということなのですね。
笑ったのが、清塚信也とのエピソード。
反田氏がまだ若いころ、とあるコンクールで優勝したときのこと、
その前年の覇者が清塚信也で、
そのときに清塚が特別演奏をしたそうです。
演奏後に反田氏がサインをもらいにいくと、
清塚は一言、
「ぜったいに有名になるなよ。俺の仕事がなくなるから」
反田氏は番組からの去り際、
なにか物足りなさを感じたのか、
もう一曲弾かせてくれ、といって戻ってきました。
番組は大盛り上がり。
そこで演奏したのが
ワルツOp.34-3 通称「猫のワルツ」
なぜか涙が流れてきました。
ちょっとした短いテレビ番組でのできごとでしたが、
なんだかうれしくなって、
ブログの記事にしてみました。