ご実家近くの病院で赤ちゃんを出産。
自宅へ帰ってきたが、おっぱいが張りすぎて、赤ちゃんがうまく飲めない。
病院は少し遠いし、この状況だから、あまり外出もしたくない。
訪問ケアをお願いしたい。
というご相談がありました。
伺う直前に私も、訪問先の方々も、体温測定し平熱であることを確認。
お家に入ってすぐに、洗面所をお借りして手洗い。
そして手指消毒をして、おっぱいや赤ちゃんに触れさせていただきます。
マッサージというと、ぐいぐい、モミモミ、機械の「マッサージ」をイメージするかもしれない。
でも助産師のマッサージは、まったく違うんです。
触った時に、痛くないかを確認しながら。
優しく触る。
触ってはいけない部分には触らない。
さらに
赤ちゃんの口や舌の動きを見て、飲み方を確認する。
ママの飲ませ方がやりにくそうなら、やりやすい方法を提案する。
ご家族には、こんなふうにママをサポートしてあげてねと伝える。
助産師がするおっぱいマッサージは、そういう全部をひっくるめたケアのこと。
なのです。
母乳の分泌が良くなり、おっぱいの張りが少しおさまるまでには、早くても2〜3週間ぐらいかかります。
その頃には赤ちゃんもママも飲むこと、飲ませることに慣れてきます。
それまでの大切な時間、母乳育児が軌道に乗ろうとするまでの大切な時間に、ぜひ、助産師を頼ってくださいね。