先日、図書館で借りた絵本がとても良かったので
ご紹介しますウインクルンルン

おちんちんのえほん



私は幼少期から少しずつ性教育をしていくことの必要性を感じているので
時々このような絵本を図書館で借りる絵本の中に混ぜて借りるのですが
この絵本が本当に良かったですキラキラ

男の子と女の子の違い
それぞれの二次性徴による変化
赤ちゃんが生まれる仕組み
そして、赤ちゃんがどれだけ周りに愛されて生まれてきたか
そんな内容がたった1冊の短い絵本の中にギュッと詰め込まれていました気づきラブラブ

息子は「おちんちん」という言葉に興味を惹かれ笑い泣き
食い入るように聞いていました。

後半の赤ちゃんが生まれる仕組みを読みながら
私は息子を妊娠した時のことや
生まれることができなかった息子の兄弟(子宮外妊娠だった息子のお兄ちゃんかお姉ちゃんになるはずだった子や、初期流産してしまった息子の弟が妹になるはずだった子)の話をしました。

息子は私の話を1度聞いただけでしっかり覚えたようで
2回目からは
「僕のお兄ちゃんかお姉ちゃんになるはずだった子は
 卵巣から出て子宮に来れずに迷子になって
 また卵巣に戻っちゃったんだよね?(卵巣妊娠でした)」
「僕の弟が妹になるはずだった子は
 子宮にこれたけど
 下の道から出てきちゃったんだよね?」
と絵を指差しながら話すようになりました。

その度に私も、
私の3度の妊娠の中で唯一元気に生まれてきてくれた息子の奇跡への感謝を伝えました。

赤ちゃんの周りのみんなが赤ちゃんが生まれてくることを楽しみにしており
生まれてきてくれたことを嬉しく思っているという内容のページもあり
その部分は息子の名前に変えて読んだりしました。

この絵本を読み終わると
息子はいつも
とても満たされた顔をしていました。

また、最後のページには
沢山の子供達が描かれているのですが
その中に障がいのある子も描かれていました。

文章の中で障がいに触れることはないので
息子は3回目くらいの読み聞かせで
その子の存在に気づきました。

ブログでは触れたことがありませんが
息子にも少しだけ人と違うところがあるので
健康な人ばかりではなく
病気や生まれつきの障がいを持つ人についても
話すきっかけとなりました。

幼稚園のお友達の中でも
少しずつそれぞれの個性?特技?があることに気づき出した息子。

足が速い子、
鉄棒で逆上がりができる子、
字が上手に書ける子、
平仮名、片仮名、アルファベット全て読める子、
絵が上手な子、
お箸を使うのが上手な子、
ご飯を食べるのが早い子、など
今までは、自分が1番が良い!と周りのお友達の良いところを認められなかった息子ですが
最近は↑のようなお友達の凄いところを見つけて教えてくれるようになりました。

逆に、
すぐに怒ってしまう子がいることや、
手が出てしまう子がいること、
人を傷つけるような使ってはいけない言葉をすぐに行ってしまう子がいること、
運動が苦手な子がいること、
まだ平仮名が読めない子もいることなど
人それぞれ苦手なことがあることも分かり出しました。


良いことも、悪いことも
世の中には色々な人がいることを学ぶきっかけになり
息子の人とは少し違うところも
気にすることなく
今ある自分の能力を活かして
前向きに生きていって欲しいな、と思いながら
この絵本を読み聞かせしています。



話は変わりますが、、、
実はこの絵本、
図書館の返却カウンターのところにある
返却された本を置く棚にあるのを見つけて
気になっていた本だったので
図書館の方に声を掛けて貸出手続きしてもらったのですが、

「すみません。
 その棚にある『おちんちんのえほん』という本を借りたいのですが。」

と聞いたところ、

「すみません。
 もう1度本のタイトル教えてもらえませんか?」

「おちんちんのえほん、です。」

「えっ?
 すみません、もう1度お願いします。」

「おちんちんのえほん、です。」

と本のタイトルを大きめな声で連呼する羽目になり
少し恥ずかしかったですもやもや笑い泣き

全然恥ずかしい本を借りてるわけじゃないんですけどね。

本当に本当にお薦めの良書でしたので
まだ読んだことのない方にはぜひ
お子さんと読んでいただきたいです爆笑