フード(餌)について。 | こうのとりのブログ

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横浜市神奈川区大口の鳥専門店「バードサロンこうのとり」のブログです^ ^
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では今回はフード(餌)について書いていきます。いろんな言い方がありますが
フードと統一して書いていきます。
出来たら最後まで読んで下さい。今回の内容は一番大切な事だと思っています。
まず大きく二種類に分けて考えていきましょう。人工飼料と自然食と分けてみます。
うちのお店は完全に自然食派です。理由は簡単で自然界で生きてる鳥達はペレット(人口飼料)は当然食べてないだろうということです。自生してる穀物や果物やナッツ類など色々食べています。すなわちペレット(人口飼料)は食べてないということです。おやつ程度にあげるのならまあいいでしょうが、主食としてペレットだけというのは、自分自身と照らし合わせて考えてみるとなんか寂しいというか、つまらないというか、そんな気がしてなりません。味より栄養ダゼ!というのならわかりますが、採食のために生きている鳥達にしてみてはつまんないんじゃないのかなあと、何時も思ってます。自然に自生している物を食べるためにあのような嘴の形や足の指の形をしている訳で、あの驚異的な咀嚼力(噛む力)や指の力はどうして備わったのでしょう?指先でポロポロと崩れるようなペレットを食べる為にあそこまで固く強い嘴が必要でしょうか?人間も柔らかい物ばかり食べていると、咀嚼力が落ちて脳にもいい刺激が無いのと同じで、よく噛むことで脳にもよく消化吸収もよくなる訳です。人間も食べたいという欲求が歯や小腸を作り備わったのです。
ご存知の通りインコ類なんて皆、齧るの大好きですよね。
私の店の仔達なんか、何もここまで齧らなくてもいいじゃねーか!と、突っこみたくなるほどです。という事はやはり、齧りたいし砕きたいのです。この様な生き物なのです。
人間も何か食べるときには、歯ごたえやのどごし、固いとか柔らかいとか口の中でとろけるとかいろんな事を感じながら食べてます。勿論、味も大切ですが。人間は雑食ですし
食物連鎖のトップにいるので鳥類と同じ括りは無理かもしれませんが、基本的には全く同じです。食べるという行為は本能的な部分が大きく関係しています。もし人間が毎日毎日同じものを食べて生きていかなくてはならなかったらどうでしょう?最大の楽しみが一つ無くなってしまう事になります。鳥にも同様の事が言えるのではないでしょうか。
やはり私はいろんな旬の物を食べさせてあげることが大事だと思っています。実際お店の
大型のインコの餌を見に来て下さい。そして人口飼料(ペレット)を食べさせている鳥達と羽艶、状態をよく比べてみてください。よく解ると思います。人工飼料(ペレット)に頼るような飼い方が本当に愛情を注いでいると言えるでしょうか?手間暇かけてあげると答えてくれますよ。