観音岩をはじめ交野の山にはいくつか梵字が掘られた岩や石碑が
あります。一文字にはそれぞれ意味があり、功徳を与え、災難から
救ってくれるパワーを持っていると言われているようです。
まずは観音岩西側の壁面に縦横それぞれ2m以上の大梵字が
彫られています。一文字で「サ」と呼び聖観音の意味があるそうです。
上から絶対、見えないので北側から下へ回り込み見上げて下さい。
寛文6年(1666)およそ350年前、猪熊荒神別当實傳という僧侶に
よって彫られたという記録が記されているとの事です。
白旗池側から登っていくと頂上近くで最初の出迎えてくれるのが
こちらの岩に彫られた「ア」大日如来を意味する梵字らしいです。
観音岩の南側すぐの荒神様の裏の岩に彫られた「ウン」一文字です。
三宝荒神を意味します。「ア」と「ウン」で観音様をお守りしているかのようです。
今度は源氏の滝近くにあるこの梵字、「カーン」と呼び不動明王
の意味らしいです。滝壺の北側にありますがコケで見にくいです。
京阪河内森の駅から東側の急な山道を登っていくと獅子窟寺と
いうお寺があります。本堂の北側に5つ梵字の石碑が立ってます。
意味は宇宙の要素「地・水・火・風・空」だそうです。
かいがけ広場の歯通地蔵さんの近くにある石碑?に梵字が彫られて
いました。大日如来様の「ア」とよく似てますが、分かりません。
源氏の滝近くの三宝荒神の遥拝所の石碑に彫られた梵字です。
意味はやはり三宝荒神でしょう。粗削りな感じですが梵字と分かります。
お寺や神社の近くは他にも梵字はけっこうあるかもしれません。
梵字は古より神聖なものです。粗末な扱いや落書きなどは決して
ないよう、大事にしていきたいものです。
※尚、梵字に関する情報はネットからの受け売りですのでご了承
下さい。