気がつけば6月も半分過ぎて、今年もあと半分なんだと思うと、まだまだ出来てないことがたくさんあって焦ってしまいます。

 

目標を決めて、期限を切って頑張ることはもちろん大事ですが、

無理ができない齢になってきたら、気持ちを上手く切り替えることも大事です。

 

おかげさまで、さまざまなご相談をいただくようになってきましたが、

材料調達のタイミングなどを考え、試作と検証の調整をしながら、

ぼちぼちとこなしていけるようになりました。

そのように出来るのも、ご理解くださっているやさしいお客さまのおかげです。

本当にありがとうございます!(*^^*)

 

 

 

今日は、肩の手術をする予定の方の、肌着の工夫をご紹介します。

肩を手術すると、数日腕を動かすことができなくなるので、

病院で用意される服を着る方が多いと思います。

 

数日のこととはいえ、「入院中でも好きなものを着たい」

そのようなお気持ちは、とても大事だと思います。

特に肌着は直接肌にふれるもの。

肌触りは心にも作用しますので、こだわりたいところです。

 

とはいえ、

手術後しか着られないのではもったいないですよね。

なので、”さりげなく”工夫をして、普段使いもできるように配慮してみました。

 

 

綿100%の前開きのタンクトップをご用意いただきました。

カラフルで、これだけでも気分が上がりますね。

 

両肩の部分を切り開いて、ボタンを付けました。

ここを開くことができれば、装具を付けたままでも着脱が簡単にできます。

 

 

サイズ感が変わらないように、切り離した片側にすこし生地を縫い足しています。

ボタンを閉じた状態だと、加工前と何も変わらないように見えます。

 

 

「普段使いできる気持ち良いお気に入りの肌着を、入院中も着ることができる」と、

とても喜んでいただきました。

 

この上に着るシャツもご依頼いただいたので、またの機会にご紹介させていただきます。

 

 

もうひとつオマケに、、、

お気に入りの長袖パジャマをお持ちなのですが、半袖にしたいとのご希望をいただきました。

いろんなお話をしているうちに、切り離した袖がもったいないね、という話になって、

「日よけのアームカバーにならないでしょうか?」というアイデアが出てきました!

 

そこで、ひとつ作ってみたのですが、、、

 

なにやら、ぶかぶかでカッコ悪い。。。

何事も、やってみないとわからないものです。(^_^;)

 

そこで、甲の部分を寄せてステッチをかけてみました。

(縫い目がブサイクなのはお許しください)

 

「わあー、これカワイイ」と、気に入っていただけました。

生地も無駄にならず、有効利用できて、とても良かったです。

 

 

このように、お客さまといろんなお話をしている中で、

さまざまなアイデアが生まれることもあります。

「こんなふうにできたらいいな」

「こんなことができないかな」

という感じで、お気軽にご相談ください。

具体的なイメージがなくても、何とかなるかもしれません。

 

一緒に考えて、寄り添っていくのが

『こうのふく』のスタイルです。

 

 

こうのふくネットショップはこちら