冬の寒さは辛いけど、辛抱していれば春が来ます。
でも、
お身体に障がいのある方で、
一年中寒さを感じておられる方もおられます。
夏でも寒さを感じるので、冬になればさらに寒い、、、
私も寒さに弱いほうなので、その辛さはよくわかります。。。
この方は、ご自分で着替えは出来ないのですが、
少しでも着替えの負担を減らすために、
表生地はつるっとした生地で、中綿の入ったズボンを愛用されているそうです。
主にベッド上での生活ですが、日中は車いすも使っておられます。
一度座ると、ずっと体重がかかり続けるため、
褥瘡(じょくそう)が出来やすくなります。
なので、
おしりの部分だけ、ストレッチ生地に張り替えて欲しいとのご依頼でした。
元のズボンの形をできるだけ変えずに加工することで、
保温力が落ちないように仕上げました。
また、
表地と裏地それぞれにストレッチ生地を縫い付け、
ベッド上や車椅子上での動きでつっぱらないようにしました。
前から見ても、とてもきれいな仕上がりで、
「凄いですね!」と、驚かれていました。
この作業をしてくださったのは、
シニアの在宅ワーカーさんで、とても高い技術のある方です。
お気持ちもとても温かい方なので、心を込めて作業してくださいました。
少しでも暖かく過ごしていただければ幸いです。