先日、在宅介護をされている方と、お電話で少しお話をしました。
その方は障害者団体の役員をされているのですが、
コロナ禍で役員会議がWEB会議になり、
「時間もお金も節約できて、とても助かる」と、喜んでおられました。
WEB会議は、最初はなかなかとっつきにくいですが、
一度慣れてしまえばとても便利です。
導入するときに誰かにお手伝いしてもらえれば、
ご年配の方でも十分使えると思います。
実は私は、職歴で言うとIT業界が一番長いので、
本当に便利になったなぁと実感しています。
一昔前は、インターネットに接続するだけでも、本当に大変でした。。。
コロナ禍が過ぎても、WEBを活用することは定着していくのでしょうね。
常々思っていたのですが、家族を介護する人の時間は、とても重い気がします。
特に、寝たきりの人を介護することは、
食事や排泄など必要最低限のお世話だけでも手一杯です。
そんな忙しい方の貴重な時間は、無駄に奪ってはいけない、といつも感じています。
もっと効率よく介護ができれば、
もっと短時間で用事が済ませられれば、
自分のためにお茶を入れて、ゆっくりと飲む時間ができるでしょう。
要介護の家族に話しかけたり、手をさすってあげる時間もできるでしょう。
次男が施設にいた頃は、
保育の先生が1日数時間ベッドサイドに来てくださっていました。
寝たきりで植物状態だった次男のために、
歌や読み聞かせや手遊びで楽しませてくれたものです。
その時は、次男の体中から「楽しい!楽しい!」という匂いや気配がしていました。
重い障害があっても、生きることを楽しんで人生を豊かに過ごしてほしい。
そのためには、ただ死なないように命をつなぎとめるだけではなく、
最低限のケア以外にも、《余暇を楽しむ》ことが必須です。
介護に携わる方々に、少しでも時間の余裕ができるように、
その時間が、
介護する人のやさしい気持ちに、
介護される人の楽しい気持ちに使えるように、
【こうのふく】が提供している着せやすい服が、
ちょっとでもお役に立てたら、本当に嬉しいです。