去年の今頃は、何やら新しいウイルスが中国で流行っているらしい、

というニュースを対岸の火事のように聞いていました。

 

今ふたたび感染が拡大し、こんな大変な世の中になるとは、思ってもいませんでした。

高齢の方や持病のある方など、日頃から医療介護のお世話になっている方々は、

特に大きな影響を受けておられていることと思います。

 

昨年の春、日本中が自粛していたとき、ワンオペ育児をしているお母さんが

「必要最低限の外出しかしない、家族以外の人と会わない、それって今までと変わらない」

とつぶやいていました。

 

確かに、育児や介護に忙しい人の生活は、自粛生活と変わりません。

生活の時間に追われて、友人と外食したり娯楽を楽しんだりする暇もありません。

自分自身の代わりがいない事がわかっているから、

体調を崩さないように感染症対策も当たり前のようにしている人が多いのではないでしょうか。

そういえば、次男が寝たきりで過ごした約5年間、

私は一度もインフルエンザに罹りませんでした。

夫と長男がインフルエンザになった時でも、

食器やタオルを別にして換気に気をつけて乗り切りました。

 

 

でも、どれだけ気をつけて対策をしていても、人間のすることには“絶対”はありません。

一人の人間だけに、大きな責任を負わせてはいけないと思います。

 

 

育児や介護をしていても、娯楽に出かけたりいろんな人に会ったりできるように、

みんなが助け合える世界がいいですよね。

でも、現実はまだまだ大変な思いをしている人がたくさんいます。

ましてやコロナ禍で、そんな人はもっと窮地に立たされています。

 

 

コロナ禍をきっかけに、

育児や介護をしている人たちの状況を知って、身近に感じてもらえれば、

アフターコロナの世界はもっとやさしい世界になるのではないでしょうか。

感染予防の習慣も当たり前になれば、別のウイルスがやってきても、

また戦えるのではないでしょうか。

 

コロナのせいで世界が変わってしまったと嘆くより、

コロナのおかげでこんなに生きやすい世の中になった、

と言えるようにしたいですね。

 

誰かが助けてくれる、

誰かが変えてくれる、

そのうちいつもの日常が戻ってくる、

といった考えを捨てて、まず自身の生活をしっかり見直して出来ることをやっていきたいです。

 

 

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