いよいよ今年も最後のGⅠ
有馬記念の週を迎えた。
私が初めて買った有馬記念は
ダイナガリバーと
ギャロップダイナの
枠連2-5 8100円
で決まったレースだ。
単勝のみゲットした。
このレースも忘れられないし、
もっと多くのレースも
記憶に残っている。
当たる当たらないではなく、
やはり、
「最後のドラマ」
ということで
印象に残っているのであろう。
今回の想い出は
レースとは
ちょっと違うことで
記憶に残っているものである。
当時。
職場では毎週のように
競馬談義が行われ、
私と同僚1名で
「予想新聞」なるものを
サービスで発行していた。
サインの話は一切抜きだが、
みんなで仲良く競馬の話が
できた楽しい時代であった。
この年の有馬記念も
新聞は発行していたはずだが、
私は無印。
白紙のままの状態であった。
有馬記念前夜。
何と時期も重なり
職場の忘年会。
元来酒好きの私だ。
その日もガンガン
飲みまくっていた。
1次会が終わり、
2次会、3次会と進む。
最後の4次会は
お決まりのカラオケボックス
であった。
飲んで唄って、
時間はすでに
午前3時を過ぎていた。
同僚がなぜか
「走れコウタロー」を
予約していた。
私は、
「奴もすきだなぁ」と
心の中で笑っていた。
しかし、
「走れコウタロー」
のイントロが流れ始めると
マイクは私のところに。
やむを得ず、唄い始めた私。
そして曲間を迎えた。
通常はここでレース実況
となるのだが、
同僚は、
「明日の架空実況をやってくれ!」
と叫んだのだ。
私はその気になって、
白川次郎さん張りに、
「スタートしました~。
まずまずのスタート……。」
と実況を始めた。
曲ボリュームは一気にゼロに。
私の声だけが響いた。
そして…、
「さあ、第4コーナーを回って、
最後の直線!
先頭はエアグルーヴ!
エアグルーヴが先頭に立った!
外からマーベラスサンデーが
追ってくる!
マーベラスサンデー!
マーベラスサンデーが抜け出した!
マーベラスサンデー先頭!
そして、大外から
シルクジャスティス!
シルクジャスティス!
マーベラスサンデー!
シルクジャスティス!
マーベラスサンデー!
シルクジャスティス!
並んでゴール!
しかし、写真判定です!」
と締め括ったのだ。
カラオケボックスの閉店時間
午前4時前であった。
翌日。
私は
枠連で2-7のみ。
1点で勝負した。
結果は、
まるで予知夢か
デジャヴーかという程
架空実況に酷似。
うれしい思いをしたものだ。
そして月曜日。
出勤して皆から感謝された。
「お前、ノストラダムスか!?」
「おかげで助かったよ!」
「すげーな!」
「さすがだな!」
などと絶賛の嵐であった。
しかし、
こんなことはその後
段々と無くなり、
やがて同僚たちも
職場を去っていった。
今は、
職場で競馬のケの字も
話さない私。
1997年
今から18年前の
有馬記念である。