うちにはアゲハ蝶のサナギがおりました。
名前を「ぺろりん2」と申します。

この「ぺろりん2」、羽化の予定日を過ぎても一向に蝶になる気配が無く心配しておりました。
朝方は何事もなかったのですが、夜になると事件が起こりました。
帰宅した相方の叫び声が部屋の中にこだまします。「ぺろりんが蜂になっとお」

虫かごを覗いてみると、虫かごの中には大きな蜂が飛び回っておりました。
どうやらアゲハ蝶の幼虫には蜂の卵が産みつけられていたようです。

相方はかなりのショックを受けているようです。

でも、二人で考えました。
「ぺろりんは可哀想だけど、ぺろりんという命が蜂と言う生命に生まれ変わったんだね。」と。

蜂も一匹の命であることに変わりは無く、蜂にもこれからの人生(蜂生)があるのだからということで、蜂を外の世界に送り出しました。

生き物の世界には我々の想像を遥かに超えるぐらいの不思議と力強さがあります。

「生命って不思議だね。」を連発する公仁&相方でございました。