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「ザ・ノンフィクション」 関東地方6月2日14:00~地域により内容が異なります。

安楽死の前夜に母が見せた悔し涙「心が張り裂ける思い」取材Dが見つめた最後の日に向き合う家族の姿

「此岸(この世)」の「物語」「ストーリー」です。録画しお楽しみ下さい。

苦しんできた母の決断を、家族は戸惑いながら受け入れた 夫と2人の娘と暮らしていたマユミさん(44)は3年前、子宮頸がんが見つかった。抗がん剤治療などを尽くしてきたものの、がんは再発を繰り返し、脳など全身に転移。耐えがたい苦痛の中で、彼女は日本では合法化されていない“安楽死”をスイスで実行するという選択肢を考えた。

 

スイスでは“安楽死”は合法で、外国人にも許されている。苦しんできた母の決断に対し、家族は戸惑いながらも受け入れた。 最期の日を前に、夫婦水入らずのスイス観光を楽しみ、翌日、いよいよその時がきた。ベッドの横には夫、そして、スマホにはテレビ電話でつないだ娘たちの顔も。

 

番組では、その看取りの場面や、その後の家族の姿も追っている。 ■一度断った取材を受ける「安楽死について知ってもらえる機会に」 山本Dがマユミさんと最初にコンタクトを取ったのは、約1年前のこと。マユミさんがSNSに、スイスでの安楽死について投稿したのを見て取材の依頼をしたが、当時は「家族に迷惑をかけたくないので、受けられないです」と丁重に断られた。 やり取りは一旦終わったが、昨年10月半ば、マユミさんから山本Dに連絡が。

 

それは、翌月にスイスで最期を迎えると決めたことを伝えるのと同時に、「取材を受けます」という内容だった。話を聞くと、今の日本の安楽死に関する制度について思うところがあることから、番組に協力したいという気持ちになったという。 

実はこの直前、山本Dが制作したドキュメンタリー『最期を選ぶ ~安楽死のない国で 私たちは~』が放送されていた。その番組を見たというマユミさんは「自分は当事者なので、目を向けられないところもあったんですけど、こういう形で取り上げてもらって、安楽死について知ってもらえる機会が増えたのは良かった」と感想を話していたのだそう。

このテーマに対して、山本Dが真摯(しんし)に取り組む姿勢が、彼女の心を動かしたのかもしれない。